トロンハイム北50KMのラベンデル(Lavender)のキャンプサイトを出て北極圏へ向った。トロンハイムは北ノルウエーの玄関口とすればこの玄関からのメイン道路は只一本しかなくて6年前も同じ道を通ってボードー(Bodo)まで行った。
今回気を付けてみればこの道路に平行して一本の線路がボードーまで続いている。時々道路と交差したり、トンネルが2つ有ったりで電車が通っていることが判るが、電車が走っているところを見たことがない。
途中の道路わきの休憩所に世界で一番有名なトナカイの絵と書いてあった。良く読んでみればボーラ川(Bola)の洞穴に等身大(約180cmX133cm)のトナカイの絵が見つかった。これは紀元前4000年前の石器時代のものであろうと推定されている。
残念ながらこの洞窟はわき道へ入ってゆくもので、今日是非北極圏へ行こうと張り切っている亭主にはお願いできない。もっと北へ行けばアルタの石器時代の絵が見られる。
太古の昔、このあたりは一体暖かかったのだろうか?そんな昔に人間が住んでいたと言うのが信じられない。
道路わきに巨大なバッグいっぱいの薪を売っているところが多く、寒い国なればこそ、今から冬の準備をしているらしい。北極圏へ入ってからも針葉樹林が多く道路わきには伐採された松や杉の材木が山と積まれていた。
まだ北極圏へ着く手前で、道端にアートギャラリーを見つけ寄って見た。草葺屋根は草だけでなく木まで生えていた。ギャラリーの中では銀細工をしているひげのおじさんと店番の中年女性が居た。銀のブローチやブレスレットなどは素敵だったがとにかく高い。ノルウエーではお土産どころか絵葉書すらも買う気になれない。なんだかとても泥臭いお店兼アートギャラリーだった。
ラベンデルから300km7時間以上かかってやっと北極圏の建物に着いた。6年前に来た時はこの周囲がほとんど雪で本当に北極圏!!!と言う感じがしたものだが今回はほとんど雪が見当たらない。駐車場にはキャンパーがずらりと20台以上も停まっていて、彼らはここでこの夜を過ごすらしい。
最後のガスボトルを使っている私たちには野外ででフリーキャンピングは極力避けなければガスがなくなると大変困る事になる。
この北極圏を真ん中に前後50Kmにキャンプサイトはおろか普通の民家も見当たらない。
ここから長い下り坂になりやっと木に行ったキャンプサイトを見つけたのは夕方6時過ぎだった。それでも白夜だからあたりは異様に明るい。
このサイトに入ってすぐ蚊の大歓迎をうけ、6年前は北極圏のあの建物の周囲での蚊の歓迎会だったのにと思い出した。ここのサイトが今までで一番安く、150クローナ(17ポンドくらい)で設備もよく整っていた。ここの受付のまだ20歳にならないような若い男の子が見上げるような巨人で聞けば2メーターあるという。まだ伸びるのじゃないかと思われる。一緒に写真を写さなかったのが残念。
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毎回楽しみに拝見させて頂いてます。(勝手に!笑)
得にアイスランド自然が一杯で北海道同様素敵な所ですねー^0^/写真を拝見させて頂き感動です!当方札幌でアイスランド産のジンギスカン店を営んでおりますが良ければ無償にて写真画像をお借りしてよろしいでしょうか?
良ければお店のPRに使用させて頂こうと思っております。
大きなサイズの写真が必要でしたらイーメールで何時のどの写真かをご連絡くだされば送ってあげます。
貴方のメールアドレスをご連絡ください。