マイナーゲーの夕べ その17 「The King of Rally」

2007年01月11日 21時06分18秒 | └マイナーゲーの夕べ
先日280円で「武刃街」を買ったren.です。いや、発売当時から気にしていたんですよ。

いやぁ、Gacktかっこいー!本人が現実味のない存在ですから、ゲームで見栄を切っていたりしても、何の違和感もありませんね。

しかし、このゲームの一番の売りは、若本規夫さんなんだけど(w


さて、現在アフリカ大陸では、ダカールラリーが始まっています。
すでに、事故で亡くなられた方もいらっしゃるようです。

昔はテレビ朝日で、毎日速報番組をしていたんですけれとねぇ。先日、Jスポーツを解約してしまったので、今年は情報が少ないです。特にモト部門は、ネットでも様子がわかりません。
良い情報元があったら、教えてください。

以前のパリダカでは、内戦の中を走って、地雷を踏んだり狙撃されたりしましたが、そんな殺伐としたゲームは「パリ・ダカールラリー スペシャル」に任せまして(w、今回紹介するのはこちら。

 ● 「The King of Rally PARIS>MOSCOW>BEIJING」
          スーパーファミコン(1992) メルダック/KAZe


話題の振りは「パリダカ」ですが、このゲームは「パリペキ」。
実際にあるレースでして、このゲームも「パリ-モスクワ-北京ラリー 日本事務局公認ソフト」となっています。

パリをスタートし、モスクワを経由して、カラコルム砂漠、天山山脈、タクラマカン砂漠、敦煌、ゴビ砂漠を通過、北京へと向かうという、16,000kmにも及ぶ、過酷で長大なカーレースです。

プレイヤーは、架空のメーカー・轟板金のチームドライバーとして、このレースに参加します。
車は「Todoroki Bang King-GTR」。パッケージにもある、プロトパジェロとプジョー405のチャンポンな赤いマシン。


マシンのセッティングと、ナビゲーターを選んだら、スタート。

ナビゲーターの能力には、コース指示能力マシン修理能力があります。コース指示が重要ですが、レース中必ず起こるパンク、エンジン故障には、かなり時間をとられるため、コースを覚えてきたら修理能力重視がいいかもしれません。
なお、紅一点の、きょうこ・フランソワは、どちらの能力もダメダメです(w

操作はラジコンのような感じで、画面内を自由に走ることが出来ます。始めはこの操作感覚に慣れません。特に手前に走るときは、左右を間違えやすいのです。普通のレースゲームとは頭を切り替えて対処しましょう。

特徴的なのがドリフトで、トップギアで走行中にL・Rボタンを押すと、リアが左・右に滑り始めます。これで旋回半径が小さくなり、一瞬セカンドギアに落とすことで、直進を始めます。慣れれば、親指を少し滑らすだけで操作が出来ます。
なお、セッティングでオートマチックギアを選択した場合は、ドリフトは出来ません。


レースのタイプは、レグ(ステージ)ごとに4種類あります。

・通常コース
  道なりに4つのチェックポイント(CP)を順番に通過していく。

・アドベンチャーコース
  エリア内の4つのCPを、ナビゲーター指示を元に順番に通過してゴールに向かう。

・周回コース
  コースを3周回る。

・迷路コース
  分岐や行き止まりのある道を、ゴールまで走る。

特にアドベンチャーコースは、ナビゲーターの性能や、経験によって、タイムは極端に変わり、アドベンチャーラリーらしい展開を見せます。

コースには多かれ少なかれ、ショートカットコースが隠されており、そこを有効に使うことで、タイムはぐっと縮まります。というか、そこを使わないと、上位チームには勝てません。


こうして全10レグを終了した際の総合タイムによって、完走入賞優勝とエンディングが変わります。優勝エンドは、結構ジーンときますよ。

なお、1レグ中に故障が3度発生するか、ガス欠になると、ゲームオーバーになります。


世の中、WRCのようにコースを周回するラリーゲームは多いのですが、ラリーレイドを表現したゲームは少なく感じます。
あったとしても、リアルに過酷すぎて楽しめなかったり。……そういえば「タケル」で販売していた「SS(スペシャル・ステージ)」なんてゲームがありましたね。

その点このゲームは、とっつきやすさと過酷さのバランスが秀逸です。ゲーム時間も、程よく1時間ほどです。

私は、最強のラリーゲームはコレだと主張します。
あなたも轟勇造監督の涙を見ないか!?


このゲームの開発をしたKAZeという会社は、ピンボールの製作を主とするほかに、テレビゲームで良作を作っているメーカーです。現在はゲーム事業からは撤退してしまったようですが……。

ここのゲームには惚れ込んだものがあるですが、そのあたりは、今後紹介しましょう。
コメント
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