"おそらく"春が来ている札幌から、ren.です。
いや、まだ天気予報には雪マークが多いので、はっきりとは言いがたい(w
しかし、今日は日中も暖かく、窓越しなら汗ばむほどでした。
だからといって、窓を開けたら2分で冷えるけど。
雪解けも進んでいますが、まだ歩道はザクザクドロドロの歩きにくい状態。
さて、この週末はF1オーストラリアGPでした。
今年はマシンががらりと様変わりしたため、テストシーズンにも色々荒れ模様でした。
このGPでもフリープラクティスで好調に見えたのはメルセデス、そして我らがウィリアムズくらいでした。
観ている側としても、何が起きるか分からないシーズンに、期待と不安が膨らみます。
土曜予選では、Q1終盤に雨が降り始めたことに助けられ、可夢偉がQ2に進出し、15番手(グリッド14)をゲット。
逆にロータスの2台がQ1落ち、さらにベッテルがQ2落ちするという、去年と対照的な驚愕の天界。
しかし、リカルドが2番手、マグヌッセンが4番手、クビアトが8番手と、世代交代すら感じさせる結果に。
ウィリアムズもマッサが9番手、ボッタスが10番手(ギアボックス交換でグリッド15に)でした。
PPはハミルトン。
日曜決勝。
レース前にマルシャの2台にトラブルが発生して、ピットスタートのグロージャンの後ろに数珠繋ぎに。
さらに、このグロージャンが"レース前にピットを早く出すぎた"ためにドライブスルーペナルティを食らうという珍事も。
スタート後、信じられない光景が。
ロケットスタートを見せた可夢偉が、なんとそのまま1コーナーでマッサに追突して2台ともリタイヤ。
私的には応援している2台の事故リタイヤということで、開幕5秒で激しく落胆(w
可夢偉のマシンは加速後にまったく減速することなく、1台だけ激しいスモークを上げていたので、見ていておかしいと思った人は多いのではないでしょうか。
どうやら、今年から電子制御となったリアブレーキがまったく効かない状態だったようです。
マッサはかなりのご立腹で、twitterで怒りのツィートをしています。
ただ、"サトウ"やら"ナカジマ"やら、名前を覚えていない模様(w
ともかく、こうなったらボッタスを応援するしかない。
5周目までにハミルトンとベッテルがガレージインする波乱もあり、今年のウィリアムズなら表彰台も夢じゃない。
と、鼻息を荒くしていたところ、ボッタスがリアタイヤをウォールにヒットし、タイヤ全体を破損させるorz
この事故のデブリを片付けるためにセーフティーカーが入ったため、大きく順位を落とすことはありませんでしたが、追い上げることも出来なくなってしまい、結果は5位(6位フィニッシュ)でした。
しかし、終盤に不調の最中とはいえライコネンをパスする姿には、第2のフライングフィンを感じさせました
不調といえば、ロータスの絶不調ぶり。
2台とも中盤にコース脇にマシンを停めてリタイヤしてしまいました。
テスト中からマシンの不甲斐なさにたびたび激高する姿が捉えられていたグロージャンのコメントが秀逸。
「いや~、15周程度しか走れないと思ってたのに、45周も走れたよ!」
……ウェバーの切れ笑いを引き継いだのは、彼だったか(w
さて、話題に乏しかったのはフェラーリ。
結果としてアロンソが4位(5位フィニッシュ)、ライコネンが7位(8位フィニッシュ)でW入賞なものの、レース中に活躍していた印象はありませんよね。
まあ、無難といえば、ほめ言葉になるのかもしれませんが。
結果、スタートでトップを奪い、SC後も順位をキープしたロズベルグが今年最初の優勝者に。
続いて、ベッテルのリタイヤが不安要素だったものの、母国レースで2位表彰台に輝いたリカルド。
そして、ルーキードライバーながら速いペースを保ち続けたマグヌッセンが3位。
リカルドの笑顔は見ていて楽しい気分になりますね。
シャンパンファイトで一瞬姿が見えなくなったと思ったら、はしゃいで転んでいたようです。
こんなところにも、ウェバーの呪いが(w
……と、明るい話題で終わりたかったものの、レース後になんと、リカルドは失格になってしまいます。
理由は「レッドブルはFIAの用意した燃料計を使っていなかった」とのこと。
そのため、FIA側は適正な燃料流量が使用されなかったとして、失格処分を下しました。
レッドブル側は「FIAの燃料計の測定値は信用できなかったので、自分で用意した」と反論しています。
でも、まあ……そりゃあ、他のチームが皆使っているオフィシャルではないものを使ったらいかんわなぁ。
リカルドはチームを信頼して走っているわけだし。
ともかく、リカルドの失格のため2位以下の順位が繰り上がりました。
マグヌッセンが2位になり、バトンが繰り上げ3位となり、マクラーレンが2-3フィニッシュということに。
バトンは父親を亡くした後、最初のレースなので感慨も深いでしょう。
その他の順位はこちらで。
8台がリタイヤし、マッサ以外の7台がマシントラブルによる停車。
レース前には「完走車がいないかもしれない」と揶揄されていましたが、1/3が故障ですからあながちその予想も馬鹿に出来ない結果だといえるでしょう。
そして、その中にベッテルとハミルトンがいるというのは、今不調のチームが復調したとき、今後のポイント争いにどう影響するのか。
まあ、これもF1というスポーツの面白いところですが。
次回は2週間後、マレーシアGPです。