どうも、ren.です。
Amazonに同じものを二つ重複注文してしまった……。
いやま、補充用のナノブロックだから、別にいいんだけど(w
さて、今日はこちらに足を運びました。
法隆寺収蔵のものを中心に、聖徳太子に縁のあるものの展覧会です。
最近は存在自体が疑われている聖徳太子ですが、少なくともそうしたカリスマ的存在がいたことは間違いない。
入り口にはいきなり有名な「唐本御影」がお出迎え。
ぶっちゃけ、一番見たかったのこれなんだよな(w
個人的には絵画に興味があったのですが、もちろん仏像も嫌いじゃない。
それらをこうして間近に観る機会もないのでじっくりと見てきました。
絵にしても彫像にしても、飛鳥時代から今の漫画に続いていく二次元化技術って変わんないんだなと改めて思いましたよ。
どちらの美術にしても目を惹くのは衣の皺。
皺の流れをディフォルメ化して線で表す技法。
絵の場合、さらに衣の模様が描かれるわけですが、これが皺による折り畳まりや歪みを無視して描かれているという、いわば漫画でスクリーントーンベタ貼り状態。
彫像・仏像の場合、ギリシャ彫刻のようにふわりとした布をリアルに立体化するのではなく、フリルをデザイン化した筋彫りを繰り返すという、いわばドローソフトのパターンブラシ的手法。
そういう目で見ると、今にイラストを描くものとしては感動を覚えますね。
とても勉強になる。
さらにこの時代の彫像は衣をはだけているものが多く、そのやわらかでシンプルな幼児体型ともいわれるボディラインはエロティックさすら感じます。
横側や背中側を覗き見られる展示も多いので興奮します(w
たくさんの彫像・仏像が展示されていましたが、止利仏師の癖をそれぞれに感じます。
正直、あんまり出来栄えがうまくないなと思うものもなくもない。
当時それらを収蔵した側は「あの仏師は顔はイケてるんだけど体型のバランスがおかしいよな」とか「この仏師は指先や衣装の造形はすごいけど、目が寄りすぎwww」なんて、フィギュアマニアが造形師を語る様なことを話していたんだろうか、なんて考えてました(w
それにしても、平日ながら人が多かった。
よく考えてみりゃ、こういうものが好きな層は平日も休日もない生活している人が多いか(w
ほとんど進む行列に従って移動するしかありませんでした。
久し振りに人の波に巻かれて、ちょっと疲れました。