寒い!
どーも、ren.です。
冷え込みが厳しくなってきています。
12月には言って、家全体に入れるセントラルヒーティングだけでなく、足元に電気ストーブが必要な季節になってきましたねぇ。
● 「シンリャクモノデ 1巻」 竹本泉/ビームコミックス
前文
「侵略。
過去も未来も何かというと侵略の脅威にさらされたりするこの世界だけど
振り向くと侵略者は、たとえば ──── 」
というわけで、ついに表紙がサールスの進行を受けたようです(w
「あおいちゃんパニック!」の頃から登場している侵略トカゲ宇宙人・サールスですが、表紙は初めてだね。
今回は大きくは地球から、小さくは部屋の中まで、色々な"侵略者"とのコミュニケーションを描いたオムニバス。
また、次回の冒頭部分が最後に掲載されるという「宇宙家族ロビンソン」(カールビンソンに非ず)方式を採用。
そのため、単行本では本編の前に「つづく」があるので、ちょっと混乱します(w
ソノ1「侵略にお願い」では、空間の裂け目から、いろいろなものがやってくるというお話。
絵が懐かしいシチュエーションですねぇ。
「ゆみみみっくす」のユニコーンは何をしているんだ(w
竹本ファンである上海アリス幻樂団のZUNさんが、スキマのモデルにしたのもこれでした。
ソノ2「とかげ警視」が、表紙のサールス侵略中の地球が舞台の作品。
「てきぱき ワーキン・ラブ」その他で、(どれかの)地球がサールスに数ヶ月支配されていたことは触れられていますが、その期間のエピソードだそうです。
サールスって侵略脳ですけれど、現地の住民と共存しようとする意識が結構強いですよね。
話は「夏の日のヘルハウス」を思い出します。
ソノ3「侵略庭園」は「よみきりものの…」の「素敵にガーデニング」のパラレルということで、キャラデザインが同じ。
竹本さんの家の庭に着いての実話が元のようですが、「とりパン」のとりのさんといい、漫画家は広い庭を持っちゃダメだな(w
ソノ4「しんりゃくもにょもにょ」は、こちらも空間の裂け目からの侵略者。
部屋に「綿の国星」のチビのような猫耳幼女をはじめ、ケモノ耳幼女が降って沸くという、ある筋にとっては夢のような話(w
それにしても、以前はサブカルマンガ誌に描いてはいても、あくまで"少女漫画家"というイメージが強かった竹本さんですが、ここ最近はすっかり普通に"萌え漫画家"然りとした絵を描くようになりましたねぇ。
まあ、昔は"ロリコン漫画家"の一角として並べられたこともあったので、当然なのかもしれない。
ソノ5「南海のポーター」は、なんとクトゥルフ神話モノ。
いや、はっきりとそうは書いていないけれど、深き者っぽい半魚人、ナイトゴーントかビヤーキーっぽい羽のある怪物、そしてクラゲの仕業と思わせてはいるものの海からの触手といえば、古くからの筋金入りSF者である竹本さんがクトゥルフ神話を意識していないはずがない、あー、違いない(断言
ソノ6「降臨で天変地異」は、前世である神様の記憶が脳内を侵略。
信仰度合いによって力と記憶を取り戻すのは、逆に「東方project」っぽいね(w
しかも、信仰の取り戻し方が動画サイトで「神」とコメントされることというネット文化依存なのも、なんだか今までの竹本さんっぽくないネタ。
連載用のアイデアとしてあたためていたということですが、まあ、最近はMacでも見られるサイトが増えたしね。