レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

暗黒街の顔役

2022年10月02日 14時29分32秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「暗黒街の顔役」
原題:SCARFACE
1932年 アメリカ 93分
■監督:
 ハワード・ホークス
■出演:
 ポール・ムニ
 アン・ドヴォラック
 ジョージ・ラフト
 ボリス・カーロフ

●あらすじ
暗黒街を舞台に一人の男の栄光と破滅を描いた、全てのギャング映画のルーツ的作品。
緻密なベン・ヘクトの脚本、ダイナミックなホークスの演出、
社会派メッセージを織り込みながらも娯楽作に仕上がっている。
後にブライアン・デ・パルマが「スカーフェイス」としてリメイク。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
「スカーフェイス」の元ネタとして知ってはいた。
何故かふと観ようと思い鑑賞。理由はとくに無い。
リメイク版の方は何かやたらと勿体付けると言うか、長ったらしく感じる部分も多少感じたが
こちらのオリジナル版の方はそんな事なく、ひたすらシンプル。
上映時間が短いのもあるが、やっぱ昔の映画って異常にテンポ良くて最高だよね!
1948年だけど「黄金」なんて今でも大傑作として自分の中で残っている。
あの内容を今作ったら、余裕で5時間くらいになるだろうね。
それくらい昔の映画はテンポが良い。
本作はリメイク版と比べたら、妹への異常な愛情がより強く描かれているね。
これって度々話題になるけど、重要な要素なのかな?
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続・広島やくざ戦争 流血!第三次抗争勃発!!

2022年08月09日 18時57分03秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「続・広島やくざ戦争 流血!第三次抗争勃発!!」
2001年 日本 121分
■監督:
 辻裕之
■出演:
 小沢仁志
 渡辺裕之
 中島宏海
 梅宮辰夫
 清水健太郎
 寺島進
 小沢和義
 殺陣剛太

●あらすじ
大ヒットを記録した「広島やくざ戦争」の続編。
二代目共雄会会長・服田の引退によって、理事長である山岡久の後継が決定。
しかしそれは、万場一致の結論ではなかった。
そして其の事が後の血で血を洗う第三次広島抗争の始まりを予感させるものであった。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
完全にタイトルが誤解させるシリーズ。
内容的にはほんとこちらが「完結篇」である。
と言っても前作であるパート2の「完結篇」(ややこしいな)の話が一部オーバーラップして始まる。
キャストもほぼ前作までと同じなので安心して観ることができるが、一人だけややこしい人がいる。
渡辺裕之は前作までは山岡久の親分である、二代目共雄会会長・服田役だったのに
本作では山岡久と敵対する組長役になっている。
他が変わっていないだけに、これが実にややこしい。
一人だけ別の役で続投するくらいなら、いっそ他の役者にしてもらった方が混乱がなくて良かったかもしれん。
でもなんだかんだ言って一気に観てしまったな。
Vシネの実録物初めて観たかも知れないけど、以外とイケルかも。
気が向いたら他のVシネも漁ってみようかな。
その前に「広島やくざ戦争」シリーズの残りだな。(「新」と「外伝」がある模様)
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広島やくざ戦争~完結編~

2022年07月18日 15時53分16秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「広島やくざ戦争~完結編~」
2000年 日本 114分
■監督:
 辻裕之
■出演:
 小沢仁志
 中野英雄
 渡辺裕之
 志賀勝
 中島宏海
 梅宮辰夫
 菅原文太
 殺陣剛太

●あらすじ
相次ぐ抗争の終結を願い、広島に連合組合・共雄会が結成された。
山岡久は理事長に就任。
広島に無駄な血を流さないため、広島やくざの統一を目指すのだが、その前に数々の難題が立ちはだかる。
脱退、分裂、覇権争い。
広島やくざに真の平和と団結は訪れるのか?
史上名高いあの抗争をリアルに再現した実録極道巨編、遂にクライマックス!!
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
面白かったのですぐに続きを観てしまった。
なお「広島やくざ戦争」は他にも「続・広島やくざ戦争」と言うタイトルがあるが、話の順番は
「広島やくざ戦争」「完結編」「続」の順番らしい!
ややこしや~
この辺で役柄をわざわざ「仁義なき戦い」のキャラにあわせて説明していこう。
まず主人公は「仁義なき戦い 完結篇」で北大路欣也が演じていた松村保。
その主人公と幼馴染なのが中野英雄演じる山崎英博。のち打館組幹部。
そう「仁義なき戦い 代理戦争」で室田日出男が演じた打本組幹部・早川英男のこと。
あのキャラと松村保が幼馴染と言うことにビックリした。本当なのか設定なのかは知らない。
そしてこのスタッフが好きなんだろうなあと思うのが、第一作の冒頭にちらっとだけ出てくる山上光治。
「仁義なき戦い 広島死闘篇」で北大路欣也が演じた山中正治のことね。
本シリーズは何故かこの山上光治が大好きらしく、本作でも前作でも度々彼のことを口に出す。
のみならず本作のシリーズが終わった後に作ったであろう「新・広島やくざ戦争~武闘派列伝~」は
なんと山上光治を主役にした話らしい!
そちらは山上光治役を小沢仁志。そして大友勝利役は竹内力らしく、それはそれでちょっと興味がある作品ではある。
てな感じで色々語っていこうかと思ったけど疲れました。あとは観て下さい。そうすれば分かります。
ちなみにストーリーの方は、前作は冒頭1分くらいは「広島死闘篇」で「代理戦争」の序盤くらいまでの話。
本作は「代理戦争」から「完結篇」の最後まで(3代目襲名披露までだから)を描いている。
だが「仁義なき戦い」の方は親分衆の話がメインなので政治闘争みたいな楽しさがあったが、
本シリーズの登場人物たちは「仁義なき」ほどえらくないので、ストーリーの描き方が違うのが面白いね。
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実録 広島やくざ戦争

2022年07月18日 15時52分22秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「実録 広島やくざ戦争」
2000年 日本 113分
■監督:
 辻裕之
■出演:
 小沢仁志
 中野英雄
 渡辺裕之
 志賀勝
 中島宏海
 梅宮辰夫
 菅原文太
 殺陣剛太

●あらすじ
人類史上初の原子爆弾投下により、一瞬にして焦土と化した広島の街。
広島極道たちは、大親分の渡会長次郎を原爆で失い、その覇権を巡って幾つかの新興勢力が名乗りを上げていた。
そんな時、25歳の山岡久が松江刑務所を出所する。
彼こそ、20年以上にわたる血で血を洗う抗争劇の中心となる男だった!!
日本やくざ抗争史に名高い、広島抗争をドラマ化!!
日本映画界の若きスタッフ、キャストが集結!!
そして、あの「仁義なき戦い」の菅原文太、梅宮辰夫の特別出演で送る、実録極道路線の決定版!!
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
ほぼ裏「仁義なき戦い」と言ってよいような作品である。
なにせ主人公の山岡久と言うのは、「仁義なき戦い 完結篇」で北大路欣也が演じていた松村保と同じ人である。
松村保のモデルとなった人は「仁義なき戦い 完結篇」で初登場したが、広島的にはその後も重要となった人物。
とは言え「仁義なき戦い」で有名な広島抗争を再度映像化するとは、勇気がいるなあと思いましたね。
ただ一応原作は違うらしい。「仁義なき戦い」は飯干晃一。本作は大下英治の小説と。
一抹の不安を感じながら本作を観始めると、オープニングの曲に
いきなり「仁義なき戦い」の曲を使用!
これ以外にも「仁義なき」で誰かが殺られた時に流れるチャララーって言うあおの曲を、同じタイミングで使用したり
オープニングのナレーションで「広島抗争。いわゆる仁義なき戦いである」と言ってしまったり
やくざになる前の小沢仁志が組から鉄砲玉を依頼されて実行前に女を抱く時に「後がないんじゃぁ~、後が」って言ったり
菅原文太や梅宮辰夫が出演していたり!
こんだけ重ねられると、まさか本家からのお墨付きか? と思わせる程でした。
まあ映画とVシネ、制作年度の違いによる予算の掛け方などが違うため「仁義」よりしょぼいのは否めないが
それでも十分面白かった!
「仁義なき戦い」のファンなら必見かも?
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孤狼の血 LEVEL2

2022年03月04日 12時54分55秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「孤狼の血 LEVEL2」
2021年 日本 139分
■監督:
 白石和彌
■出演:
 松坂桃李
 鈴木亮平
 村上虹郎
 西野七瀬
 早乙女太一
 宮崎美子
 寺島進
 宇梶剛士
 かたせ梨乃
 中村獅童

●あらすじ
人気作家・柚月裕子の同名原作を白石和彌監督が映画化し大ヒットしたやくざ映画「孤狼の血」の続編。
大上の後を継いで広島の裏社会を抑え込んできた一匹狼の刑事・日岡と、
彼の前に突如として現れ、圧倒的な残虐性で混沌をもたらす非道な最凶モンスター上林との壮絶な戦いの行方を描く。
主演は前作に引き続き松坂桃李、共演に鈴木亮平。
亡き先輩刑事・大上の後を継いだ刑事・日岡は、汚い手段もいとわず広島の裏社会に安定をもたらすために奔走していた。
そんなある日、上林成浩という男が7年の刑期を終え出所する。
上林は自分が服役中に殺された五十子会長の仇をとることに執念を燃やし、原因となった抗争の黒幕を突き止めようとしていた。
そんな上林の常軌を逸した暴走で、かろうじて保たれていた裏社会の秩序が崩れ始めるのだったが…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
ついていけぬ。
「仁義なき戦い 完結篇」の台詞からだけど、そんな感じだった。
前作は面白く楽しく観ることができた。
それはひとえに令和の時代に作られたのに、まるで「仁義なき戦い」のような雰囲気のやくざ映画だったから。
それでいて警察官の内部調査というテーマも同時に内包し、ただのやくざ映画のリメイクになっていなかったのも良かった。
だが本作はダメだなあ。
それは最凶モンスター上林のキャラクターによる。
やくざとしての凶暴さを描きたいのだろうが、これはちょっとリアリティが無さ過ぎる。
気に喰わない人間は次々と簡単に殺すのも、自分のやくざ組織の上位の人間に噛み付いたり、
挙句の果てには自分の親分を惨殺するとかありえないでしょう。
舞台が戦後すぐの混乱期とかならまだしも、平成初期でこんな奴は生きていけないよ。
どこの世界に大組織のやくざの親分が、若いやくざに凄まれたからってビビルんだよ。
おまけに殺す相手の目玉を必ずくり貫く残虐さは、猟奇的すぎて理解不能。
ストーリーの導入として、坊ちゃん系だった日岡が、大上みたいなマル暴刑事に様変わりしているのは良かったけど。
ただその後の展開は大上のように芯が通ってない感じでイマイチだったな。
代わりに朝ドラで活躍していたチンタが大活躍してたけど。
もう勇ちゃん登場しないのかなあ。。。
とまあ全体的に脚本に納得いかなかった本作。
原作なしのオリジナルで作ったからこうなったのかな。
次はきちんと原作通りでお願いします。
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