「実録外伝 大阪電撃作戦」
1976年 日本 96分
■監督:
中島貞夫
■出演:
松方弘樹
小林旭
丹波哲郎
梅宮辰夫
渡瀬恒彦
目黒祐樹
伊吹吾郎
成田三樹夫
片桐夕子
中原早苗
室田日出男
石橋蓮司
川谷拓三
野口貴史
●あらすじ
昭和35年の大阪を舞台に、戦後最大規模の暴力団抗争事件を描いたアクション映画。
昭和35年、大阪ミナミの盛り場一帯は、石村組と南原組が勢力を二分していた。
やがて、ミナミに拠点を築こうとする双竜会と両者は衝突し、連日すさまじい抗争が展開された。
この機に乗じて日本最大のやくざ組織・川田組が神戸から大阪に進出する。
双竜会は南原組と同盟を結び、川田組幹部・山地暗殺のための暗殺隊が結成した。
(東映チャンネルより)
★感想など
この当時の東映やくざ映画に、ハズレがないなあ。
まあ違う言い方をすれば、みんな同じようとも言えるんだが。
音楽の出だしが「北陸代理戦争」とほとんど一緒なのも、当時の東映を象徴していて最高である。
こういった感覚を、東映のみならず邦画は是非取り戻して頂きたい。
まあ真面目な映画ファンからは怒られそうだが。
本作の見所としては、松方弘樹が「仁義なき戦い・完結篇」の時のような
ちょっとキチガイな笑い方をする所とか、野口貴史が珍しく幹部役を演じているとことか。
それと川谷拓三の暴走ぶりも素晴らしい。
ホステスを裸にひん剥いて酒を垂らし、それを股間の下から呑みながら「わかめ酒じゃあ~」なんて
絶対に今では撮れないシーンだよね!
しかしここまで観て気付いたが、梅宮辰夫ってどんな映画にも登場するねえ。
出演作って一体どれくらいあるんだろうか?