「ファントマ/危機脱出」
原題:FANTOMAS
1964年 仏 105分
■監督:
アンドレ・ユヌベル
■出演:
ルイ・ド・フュネス
ジャン・マレー
ミレーヌ・ドモンジョ
ロベール・ダーバン
アンリ・セール
フランソワーズ・クリストフ
●あらすじ
フランスが生んだ悪のヒーロー・ファントマの暗躍を描いたシリーズ第1弾。
パリ警視庁のジューヴ警部は、TVを通じて怪盗・ファントマを必ず捕まえると宣言。
しかし、それを聞いた新聞記者のファンドールは、ファントマは架空の人物だという記事を書き…。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
ファントマは確かに怪盗と言う言葉がピッタリな悪党かも知れないし
荒唐無稽な描き方も含めて、フランス版怪人二十面相と言えなくもない。
しかし二十面相と違う点は人殺しも辞さない点と、フランス映画らしく全編がコメディ調で彩られているところ。
本作のコメディ部分は、ある意味コントかと思うくらい大袈裟だ。
音楽も盛り上げに一役買っておらず、全体的に冗長で退屈な部分も非常に多かったりする。
でもまあその辺は時代が時代だからと、大らかな気持ちで受け取るべきであろう。
主役の中年俳優たちも随分体を張ったスタントを見せてくれ、こちらを驚かせてくれるし。
まあシリーズは後二本あるので、この後の展開がどうなるか次第ですな。