レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

シノーラ

2011年08月13日 21時43分50秒 | 西部劇

「シノーラ」
原題:JOE KIDD
1972年 米 84分
■監督:
 ジョン・スタージェス
■出演:
 クリント・イーストウッド
 ロバート・デュヴァル
 ジョン・サクソン
 ドン・ストラウド
 ステラ・ガルシア

●あらすじ
西部の小さな町シノーラ。
そこへ流れ着いたジョー・キッドは、大地主ハーランから、逃げ出したメキシコ人を捕らえるために雇われる。
しかし、迫害される弱者を見たとき、ジョー・キッドは悪の根源であるハーランと対決する……。
「荒野の七人」や「OK牧場の決斗」のJ・スタージェス監督が、イーストウッドと組んだアクション西部劇。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
イーストウッドのアメリカ版マカロニ・ウエスタンって感じだね。
実際、ストーリー展開、アクション、イーストウッドのキャラクターなど殆どマカロニ。
ただしハリウッドでマカロニやると、マカロニよりも面白くなると思っている。
これは資本の差なのかね?
後はロケ地とかの関係かなあ。
まあそういった訳で、今まで観てきたイーストウッドのアメリカ製西部劇の中では、一番面白かったかな。
ジョン・サクソンも出てるし、音楽はラロ・シフリンだし。
そう言えばイーストウッドのブーツの後ろに付いている、あの車輪みたいな奴。
あれってマカロニ以前のハリウッド製には登場しない所を見ると、マカロニが産み出したシロモノなのかね。
だとすると、本作でイーストウッドがそういったブーツを履いているのは興味深い所だなあ。
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トゥームストーン

2011年08月12日 23時48分33秒 | 西部劇

「トゥームストーン」
原題:TOMBSTONE
1993年 米 130分
■監督:
 ジョージ・P・コスマトス
■出演:
 カート・ラッセル
 ヴァル・キルマー
 サム・エリオット
 ビル・パクストン
 パワーズ・ブース
 マイケル・ビーン
 チャールトン・ヘストン
 ハリー・ケリー・Jr

●あらすじ
伝説の保安官ワイアット・アープと相棒ドク・ホリディの友情を軸に、有名なOK牧場の決闘を豪華キャストで描くウエスタン。
公開時期が重なったケヴィン・コスナー主演の「ワイアット・アープ」との競作が話題となったが、
あちらに比べるとヒロイックで娯楽性を重視した物語となっている。
K・ラッセルが男臭いアープ像を熱演。
(ぴあ映画生活より)

★感想など
流石、ジョージ・P・コスマトス!
どんな素材でも、それなりに面白く作れる職人監督。
彼の腕は鈍っていなかった。
冒頭から「大列車強盗」の映像を使用して気分を盛り上げてくれ、さらにエンディングのナレーションも素晴らしい。
アープ達が待ちに降り立つシーンとか、四人並んで決闘に赴くシーンなど、正に西部劇って感じ!
西部劇のフォーマットを正しく守りつつ、その時々の時代の見せ方も含ませる。
そして自らの作家性みたいな、邪魔なものは極力入れない。
その結果「見事に無難」な作品が出来上がる。
まさに、THE・職人監督。
いやあ素晴らしいねえ。
ちなみに現代的な西部劇として観ると、面白いよこれ。
昔のに比べると、金掛かってるなあって感じだし。
ただ残念なのは、ドク・ホリディ役のヴァル・キルマーは最高に素晴らしいのに
主役のワイアット・アープがイマイチだったこと。
これは役者がではなくて、キャラクターがってことね。
ワイアット・アープのイメージ像を壊しているのは良いが、それが良い方向に向ってない感じ。
これならもっと従来のイメージ通りにして、ヒーロー西部劇にしちゃった方が良かったかも。
と言いつつも、面白い映画なので、OK牧場の決闘関係や、
ワイアット・アープとかに興味がある人で、昔の映画が苦手な人にはオススメかも。
本作と競作したという、ケヴィン・コスナー主演の「ワイアット・アープ」。
上映時間が3時間以上あるので敬遠していたが、ちょっと観たくなってきたかも。
次に観る機会があったら観ようとは思う。
でも3時間以上って長過ぎでしょう。。。
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拳銃無宿

2011年08月11日 22時52分39秒 | 西部劇

「拳銃無宿」
原題:ANGEL AND THE BADMAN
1947年 米 100分
■監督:
 ジェームズ・エドワード・グラント
■出演:
 ジョン・ウェイン
 ゲイル・ラッセル
 ハリー・ケリー
 アイリーン・リッチ
 ブルース・キャボット

●あらすじ
クエーカー教徒の牧場主に助けられたガンマンは、銃を捨て、彼らとともに生きる決意をする。
だが、彼を仇敵と狙う男は、それを絶好の機会と捉えた。
彼は男に襲われ、それが為に愛妻は病にたおれる。
彼は再び銃を取って、復讐に立ち上がるが……。
無頼の男が、銃のない平和な生活を手に入れるまでを描いた西部劇。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
最近はマカロニよりも、ハリウッド製の方が好きになってきたかも。
西部劇を観始めた当初は、派手なアクション全開のマカロニに当然心惹かれたが
最近は流石にちょっと飽き気味かも。
代わって、特にアクションがあるわけでもないハリウッド西部劇のドラマ部分が面白く感じるようになってきた。
ジョン・ウェインも最近は好きになってきたしね。
と言ったわけで、銃撃戦などのアクション部分はほとんど無いが、代わりにドラマ部分や
御馴染みの酒場での喧嘩シーンなど、いかにもハリウッド的な楽しさがある作品。
実際結構面白かったよ、これ。
こういった作品が面白く感じられるようになってきたと言うことは、
まだまだ沢山ある、昔のハリウッド西部劇が待っているということだな。
こりゃあ、来年も楽しめそうだ。
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俺たちに明日はない

2011年08月10日 22時10分03秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「俺たちに明日はない」
原題:BONNIE AND CLYDE
1967年 米 112分
■監督:
 アーサー・ペン
■出演:
 ウォーレン・ベイティ
 フェイ・ダナウェイ
 ジーン・ハックマン
 マイケル・J・ポラード
 エステル・パーソンズ
 ジーン・ワイルダー

●あらすじ
不況時代のアメリカ30年代に実在した男女二人組の強盗、ボニーとクライドの凄絶な生きざまを描いた、
アメリカン・ニューシネマの先駆け的作品。
ケチな自動車泥棒だったクライドは、気の強いウェイトレスの娘ボニーと運命的に出会い、コンビを組んで強盗をやりはじめる。
二人は順調に犯行を重ねていくが……。
アカデミー二部門を受賞(助演女優賞エステル・パーソンズと撮影賞)した。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
アメリカン・ニューシネマってのは、まだあんまり観ていないけど、どうにも傑作とは感じられない。
なんと言うか、開始30分くらいまでは展開も速くて面白いんだが、その後からだれるシーンが1時間以上続き
クライマックスでちょいと派手にやっておしまい。そんな印象。
本作の終わり方とかは、かなりのビックリ感ではあったが。
今の映画では絶対にあんな終わり方出来ないからね。
まあでも、本作とかも登場した頃の衝撃度は、そりゃあ凄かったんだと思われる。
確かこの頃だよね。ヘイズ・コードが撤廃されたのって。
そうなれば、70年代の映画が一番暴走してるのも頷けるってもんだ。
そういった先駆けの作品として、一度は観るべきかもね。
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黄金無頼

2011年08月10日 22時09分44秒 | 西部劇

「黄金無頼」
原題:PROFESSIONISTI PER UN MASSACRO
1967年 伊/スペイン 93分
■監督:
 ナンド・チチェロ
■出演:
 ジョージ・マーティン
 ジョージ・ヒルトン
 エド・バーンズ
 モニカ・ランドール
 ホセ・ボダロ

●あらすじ
火薬のエキスパート、馬泥棒の名人、拳銃の名手、それぞれ特技をもつ三人の男たちが、
南軍の金塊を奪うマカロニ・ウェスタン。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
上映時間の短さも相まって、軽く観ることが出来る映画。
主人公三人のキャラクターもとにかく明るく、ストーリー展開も含めて軽妙洒脱と言う言葉がピッタリな感じ。
マカロニ特有のデタラメなマシンガンも登場して、アクション面も派手に展開してくれるなど
マカロニ・ウエスタンとしては、及第点ではないだろうか。
まあ良くあるマカロニと言ってしまえばそれまでだが。
これまで観てきて、上映時間が90分前後のマカロニは、ストーリーがシンプルでいいねえ。
まあこれはハリウッド製西部劇も同様だが、西部劇って話の展開が遅いと言うか
時間を掛けてストーリーが進行していくような気がする。
だからか、西部劇って上映時間が長いのが多い。
代わりに90分くらいだと、2エピソードくらいで話が終わるくらいの感じ。
だから、観ていてあっさりな感じに受取れるんだろうな。
でもまあ、たまにはこういうのもいいもんですよ。
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