レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

KG カラテガール

2012年06月22日 01時13分28秒 | 功夫/空手/武侠片

「KG カラテガール」
2011年 日本 92分
■監督:
 木村好克
■出演:
 武田梨奈
 飛松陽菜
 中達也
 堀部圭亮
 横山一敏
 リチャード・ウィリアム・ヘセルトン

●あらすじ
武田梨奈がノースタントで挑んだ実闘空手アクション映画。
世界最強といわれた伝説の空手家、紅宗次郎の娘・紅彩夏は、
幼い頃、伝説の黒帯を狙う謎の集団に襲われ、目の前で父を殺されて妹を奪われた。
彩夏は、本名も紅空手の継承者であることも隠し、普通の女子高生として暮らしていた。
しかし、離れ離れになった妹と運命的な再会を果たす。
妹は謎の集団によって殺人マシンとして育て上げられていた。
彩夏は紅空手の封印を解き悪の地下組織に乗り込む!
(東映チャンネルより)

★感想など
空手映画第二弾!
「ハイキック☆ガール!」に比べると、かなり普通の映画になっている。
アクション・シーンに関しては、ケレン味は圧倒的に「ハイキック☆ガール!」の方が上だが
映画的なアクションとしては、本作の方が上である。
今回は黄正利が得意としていた空中三段蹴り、及びそのバリエーションが多々登場する。
他にも熊欣欣が良くやっていた、ジャンプキックからの空中ローリング・ソバットも多い。
これらのアクションは、主に武田梨奈の妹役の子が担当している。
顔の方は残念ながら亀田三兄弟の妹と言われるとぴったりくる感じだし、
アクションもまだ線が細い感じだが、中学生くらいに見えるから、まだまだこれからに期待って感じだ。
本作における武田梨奈の妹役としては、満点と言っても良いだろう。
あ、ちなみに本物の亀田三兄弟の妹に似てるって訳ではないですよ。
本物の亀田三兄弟の妹の顔、良く知らないし。
まあ、この二人にはこれからもこういった映画を沢山作って欲しいですな。
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ハイキック☆ガール!

2012年06月20日 23時43分10秒 | 功夫/空手/武侠片

「ハイキック☆ガール!」
2009年 日本 82分
■監督:
 西冬彦
■出演:
 武田梨奈
 高橋龍輝
 中達也
 天野暁兒
 須藤雅宏
 八木明人
 蒲生麻由
 渡辺久江
 西冬彦

●あらすじ
空手黒帯、全日本チャンピオンの肩書きを持つ現役高校生・武田梨奈が
ノースタントで主演に挑んだ格闘アクション。
男子顔負けの強さで空手道場でも一目置かれている女子高生、土屋圭。
しかし、師匠の松村は組手で相手を叩きのめすことばかり考えている圭に黒帯を与えない。
彼女の不満は、格闘技・武道の達人を集めて、依頼された標的を壊す集団「壊し屋」への参加という最悪の形となって現れる。
やがて圭は壊し屋と松村の因縁と、衝撃の真実を知る…。
(東映チャンネルより)

★感想など
これは「功夫映画」ではなく「カラテ映画」でもない。「空手映画」だね。
監督の西冬彦は「マッハ!」を買い付けた人らしい。
そのせいか、本作は俺なりの「マッハ!」と言った作品である。
エンドクレジットのNG集では、本編には使われていないとは言え
武田梨奈の腕に炎をまとわせた手刀のシーンなんて、もろに「マッハ!」を意識だしね。
とにかくアクション・シーンは只者ではない迫力である。
映画的にはこれヤバイでしょみたいなアクションが連発される。
感覚的には、こなれていない「トム・ヤム・クン」
もしくは格闘版「マッド・マックス」と言った趣きかな。
ただ、やられ役のスタントも格闘家らしく、映画的な受けがあまりにも下手なシーンも数多い。
これは映画としてはかなりのマイナス。
効果音も香港映画ばりに派手にやってくれていたら、それだけで面白さは数倍になると思う。
それとこれは止めて欲しかったのは、アクション・シーンを何度もスローでリピートするところ。
スローのリピートって、普通はメインとなるシーンだけやるもんだが
本作は長めのシーンも早速リピート。
しかもリピートされるシーンの多いこと、多いこと。
これには途中からげんなりして、二度目のシーンはほぼ早送りしちゃったよ。
とは言え、それなりに可愛い女子高生がミニスカートの制服で空手アクションやる映画は悪くない。
まあ欲を言えば、スカートの下はブルマではなくて白いパンツにして欲しかったが。
でもそれじゃあ「愛のむきだし」になっちゃうか。
とにかく西冬彦監督には、こういった映画をどんどん作って頂きたいものである。
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組織暴力 兄弟盃

2012年06月19日 22時34分50秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「組織暴力 兄弟盃」
1969年 日本 93分
■監督:
 佐藤純彌
■出演:
 安藤昇
 菅原文太
 丹波哲郎
 待田京介
 渡辺文雄
 嵐寛寿郎
 野添ひとみ
 山城新伍
 室田日出男
 八名信夫

●あらすじ
安藤昇、菅原文太の出演、無法者集団の10年間にわたる戦いの歴史を描いたリアルアクション映画。
原作は岩佐義人『銀座私設警察』。
復員した木島と特攻くずれの大場は、荒廃した銀座で縄張りを広げるが、木島は殺人でムショ送りとなる。
木島が出所すると大場は復興した銀座でユニバース興業の社長として金の取立て、差し押さえなどで銀座の顔役となっていた。
再び二人は組むものの、右翼の大物・加納のワナにはめられてしまう。
(東映チャンネルより)

★感想など
タイトルは「組織暴力」だが、前二作とはシリーズとしての繋がりはない。
いつも脇で出ていた印象がある安藤昇の完全主役作品。
やっぱりこの人はドスが効いていていいねえ。
菅原文太の役も時代に取り残された男の苦悩が出ているが、全く救いがないまま終わるのも
本シリーズの特色ではある。
ちなみに菅原文太の役は、「仁義なき戦い 広島死闘篇」の山中をベースに大友勝利の暴力性を足したキャラ。
こんな感じかな。
リアル路線とは言いつつも、基本的にフィクションなので、主演するやくざは英雄的活躍をする。
これは前作の渡辺文雄と同様。
後の実録路線では当然そういった役はないが、こういったフィクションやくざ映画も面白いね。
本作は前二作と繋がりがないと言ったが、ラストの寂謬感は前作との終わり方と完全にシンクロする。
そういった意味ではリアルと言える。
まあ以外と楽しいシリーズでしたよ。
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続組織暴力

2012年06月18日 22時54分01秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「続組織暴力」
1967年 日本 91分
■監督:
 佐藤純彌
■出演:
 丹波哲郎
 安藤昇
 渡辺文雄
 待田京介
 谷隼人
 内田良平
 柳永二郎
 河津清三郎
 山本麟一
 室田日出男
 八名信夫
 曽根晴美
 金子信雄
 倉田保昭

●あらすじ
組織暴力の裏側を描いた、本格的ハードボイルド・アクションの組織暴力シリーズ第2弾。
リアルな描写、銀座でのロケなど、ドキュメンタリータッチを徹底している。
一匹狼のやくざ・兵頭五郎は、表向きは正当な法の手続きをとって銀座商事を設立。
手広く仕事を始め、古くから銀座を縄張りにしているやくざと何度か流血事件を起こす。
北川警部は兵頭を逮捕するが、彼のバックには政界の大物がついていた…。
(東映チャンネルより)

★感想など
本当はこっちが観たかった作品。
と言うのも、倉田さんがインタビューで本作に出演していたことを言っていたから。
もしかしてデビュー作なのかな?
画面を通してもしっかり倉田さんと解るのが嬉しい。
キャストも音楽もしっかり続編している本作。
しかし事実上の主役は兵藤役の渡辺文雄で、彼が実に良い味を出している。
どんどん出世していくその様は大変面白く、現実なら日本のドンくらいにはなれる器である。
前作からの室田日出男もそうだが、山本麟一とか後にやくざ役で名演技を見せてくれる彼らが
刑事役というのもミス・マッチ的感覚で楽しい。
と言っても、ほとんどやくざみたいな刑事像だが。
相変わらず熱い丹波哲郎も、ラストの悔しさ満点な所など、タイトルと連動しているとも言える。
前作よりかは確実に映画として面白い本作。
倉田さん目当てで、その内観とけって感じですな。
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組織暴力

2012年06月18日 22時53分21秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「組織暴力」
1967年 日本 89分
■監督:
 佐藤純彌
■出演:
 丹波哲郎
 千葉真一
 月形龍之介
 内田良平
 鶴田浩二
 小松方正
 室田日出男
 八名信夫
 小林稔侍

●あらすじ
フィリピン地方で密造された拳銃が、巧妙かつ大胆な手口で大量に密輸入されていた。
これにより組織暴力の勢力は拡大の一途を辿っていた。
当然の事ながら、組織同志の抗争もその激しさは想像を絶するものがあった。
そして、警視庁が組織粉砕にのり出した。
警視庁の警部に丹波哲郎、暴力団の若頭に千葉真一を配し、現代暴力の裏の裏をドキュメンタル・タッチで描く。
(東映チャンネルより)

★感想など
ジャンルが難しい映画だねえ。
やくざ映画ってわけではないし、さりとて刑事物でもない。
主演の丹波哲郎が珍しく熱い役で、時代もあって若さを感じる。
千葉真一も相当若く、後の渡瀬恒彦的キャラクターである。
若いと言えば、室田日出男が相当若いんだけど!
やくざ映画として見ても、警察映画として見てもどっちも弱い感じだが
60年代を感じることができる映像は、個人的に好みだ。
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