レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

シェラ・デ・コブレの幽霊

2022年05月24日 12時57分36秒 | ホラー

「シェラ・デ・コブレの幽霊」
原題:THE GHOST OF SIERRA DE COBRE
1964年 アメリカ 80分
■監督:
 ジョセフ・ステファノ
■出演:
 マーティン・ランドー
 ダイアン・ベイカー
 ジュディス・アンダーソン
 レナード・ストーン

●あらすじ
ゴーストハンターが、死んだ母親から電話がかかってくるように見える男の事件を調査する。
その過程で、メキシコのシエラ・デ・コブレという村で起きた幽霊騒ぎや、
昔起きた殺人事件の背後にある恐ろしい秘密が浮かび上がってくる。
(Amazon Prime Videoより)

★感想など
まさか、この作品が観られるとは!
マニアの間では”幻の作品”として有名な本作。まずは有名な逸話から触れてみよう。
1964年にアメリカのテレビ局CBS用に「The Haunted」と言う54分のパイロット版が作成される。
これをCBS社内で試写したところ、あまりの怖さに具合が悪くなる人が続出。
それゆえに「The Haunted」はお蔵入りになることに。
だが何故か「THE GHOST OF SIERRA DE COBRE」と言うタイトルで世界中を巡ることになる。
しかも「The Haunted」より上映時間が長く、エンディングも違う結果で。
日本でも1967年8月20日に『日曜洋画劇場』で1回だけ放送され、視聴者を恐怖のどん底に叩き落したらしい。
そこからは完全に幻の作品となり、フィルムが世界中で2本しかない。しかもうち1本は日本人所有。
だがDVD化出来ていなかったが、今回アメリカでBlu-rayとして発売されたらしい。
それをあっさり字幕付けて放送してくれるのだから、Amazon Primeはすごい!
今後字幕付きで観ることはもしかしたら一生無いかもしれない。
興味のある方は色々とご検討を。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エイリアン2

2022年05月23日 19時40分57秒 | SF/ファンタジー

「エイリアン2」
原題:ALIENS
1986年 アメリカ 154分
■監督:
 ジェームズ・キャメロン
■出演:
 シガーニー・ウィーヴァー
 マイケル・ビーン
 キャリー・ヘン
 ランス・ヘンリクセン
 ジャネット・ゴールドスタイン

●あらすじ
91年にアメリカでLD企画として、劇場公開時にカットされた17分を追加・再編集した完全版。
ノストロモ号事件唯一の生存者、二等航海士リプリーが眠るシャトルは57年の後にようやく発見され
ゲッタウェイ・ステーションに回収された。
エイリアンの存在と危険性を会社に訴えるリプリーを驚愕の事実が襲う。
今やアチェロンと名付けられたあの惑星LV426は数十家族が移り住み植民惑星となっていたのだ。
そしてアチェロンからの連絡が途絶え、リプリーの危惧は現実のものとなった。
宇宙海兵隊と共にアドバイザーとして宇宙船スラコ号に乗り込んだリプリーは再び悪夢の星へと旅立つのだが……。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
やっぱりジェームズ・キャメロンは偉大だな!
最初から最後まで圧倒的に面白いね、これ!
正直始まってから1時間くらいは話動いてないよ。1時間半くらい経たないとエイリアンも出てこないよ。
でもそんなの関係なく全然話が面白い!
「トマホーク ガンマンvs食人族」はキャメロンの爪の垢でも煎じてガブ飲みした方がいいね。
まず何が面白いかって、全編を貫くSFマインドが素晴らしい。
「ターミネーター」の未来世界もそうだけど、ジェームズ・キャメロンはSFを描くのが上手い。
車や飛行機などのデザインがいかにもSFチックなところとか、背景や小道具にも凄く凝っているのが素晴らしい。
例えば序盤にリプリーがテレビ電話を掛けるシーン。
カードを差すと自動的に相手にテレビ電話が掛かるとか、ちょっとしたSF観がたまらない。
それでいて海兵隊たちが持っているライフルが銃弾を篭める式な所のバランスも好きだ。
これは下手すると「スター・ウォーズ」の影響でレーザー・ガンになるところだからね。
SFとか怪獣映画みたいな特撮物もそりゃ絵空事だが、その世界観を構築するリアリティをしっかり作ることは大事。
これが出来ていないと、途端に嘘くさくなり観ていて興ざめするのだ。
そう言った訳で超久々に「エイリアン2」を観たけど、大傑作と言われている作品はやっぱりいつ観ても傑作だね。
「エイリアン3」は駄作だったから飛ばして「4」を観ようと思ったけど、なんだかアルティメット・エディションは評判良いね?
実は大昔に「エイリアンVSプレデター」が出た時に、「エイリアン」全シリーズと「プレデター」全シリーズを収納した
モンスターBOXを買っちゃってたんだよね。今みたら定価3万円だって!
でこれが全部アルティメット・エディションみたいだから、頑張って「3」も観てみようかな。
後はジェームズ・キャメロンの他のも再度観ようかな。
「ターミネーター」はまた観たいな。「アバター」観てないから観るか?
「アビス」は一回観たけど、どうすっかな?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トマホーク ガンマンvs食人族

2022年05月22日 14時26分14秒 | 西部劇

「トマホーク ガンマンvs食人族」
原題:BONE TOMAHAWK
2015年 アメリカ 132分
■監督:
 S・クレイグ・ザラー
■出演:
 カート・ラッセル
 パトリック・ウィルソン
 マシュー・フォックス
 デヴィッド・アークエット
 マイケル・パレ

●あらすじ
カート・ラッセル主演の西部劇ホラーアクション。
荒野に佇むアメリカの田舎町。
ある夜、複数の住人が忽然と姿を消し、納屋では体を八つ裂きにされた男の遺体が見つかった。
現場に駆け付けた保安官・ハントは、原住民たちによる犯行ではないかと疑い…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
長過ぎ!
無駄なシーンが多くてカッタルイことこの上ない。
話自体は30分もあれば済むようなことを、だらだらと2時間以上もかけて無駄に展開する。
食人族は人間とは思えず、喉に笛を埋め込んで雄叫びで会話するとか、非道過ぎる女性の扱いとか今まで見た事ない。
見た目も含めて人間というよりか、異星人プレデターと言われた方がしっくりするくらい。
おまけに残酷なシーンも多く、捕まった男を解体するシーンなぞトラウマもんの衝撃だった!
なんかこの辺を高く評価する向きもあるみたいだが、この無駄に引っ張る辺りが映画としてどうにも許せないので
正直つまならかったな。
カウボーイ側のドラマ部分も面白くなかったしね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジャッキー・チェン 必殺鉄指拳

2022年05月21日 12時41分10秒 | 功夫/空手/武侠片

「ジャッキー・チェン 必殺鉄指拳」
原題:刀手怪招/MASTER WITH CRACK FINGERS
1979年 香港 85分
■監督:
 金鑫(チン・ミン)
■出演:
 成龍(ジャッキー・チェン)
 袁小田(ユエン・シャオティエン)
 石天(ディーン・セキ)
 韓國材(ハン・クォツァイ)
 田豐(ティエン・ファン)
 陳鴻烈(チェン・ホンリエ)
 元彪(ユン・ピョウ)
 火星(マース)
 蒋金(ジャン・ジン)

●あらすじ
義父の洪の教えを破って、無宿大将<七変化の男>からカンフーを教え込まれる青年、龍。
その技は頂点を極めていく。
食堂で働く龍は、食い逃げしようとした3人の無法者を叩きのめしたのをきっかけに執拗に仕返しをされることになる。
(Amazon Prime Videoより)

★感想など
大昔にテレビで観たことあるなあって感じ。
もちろんどんな内容については知っているが。
ちょっと説明すると、元々は1974年にジャッキー・チェンが20歳で初めて主演した作品があります。
それが「燃えよ!ジャッキー拳」と言って、昔レレレに書きましたね。
で時は流れ、長い間売れない主演俳優だったジャッキーが「蛇拳」「酔拳」の連続ヒットによりスターに。
そうなると商売っ気たっぷりの香港人。色々なシーンを撮影して「燃えよ!ジャッキー拳」と合体させ
ジャッキーの新作として売り出したのが本作と言うわけ。
だからジャッキーは1ミリも関わっていません!
「蛇拳」「酔拳」の師匠役で有名な袁小田を本作でも師匠にして何となく繋がりがある風にしてますね。
それ以外にも当時から人気な石天も出ている。他に気になるのが蒋金で、彼は当時ロー・ウェイの所に居たはず。
本作のOPではスーン・リー・フィルムと出てるけど、これって「燃えよ!ジャッキー拳」を制作した会社だから
本作を作った人は別にいるんだろうねえ。蒋金が居るってことは。
さらに本作にはラストバトルが昼バージョンと夜バージョンの2種類あって、今回観たのは夜バージョンでした。
前にも話した50本英語音声のパックDVDにも本作は入っていて、そちらは昼バージョンらしいからいつか観てみようかな。
ちなみにラストは勿論ジャッキー出てないので別の人が演じてますが、
一応ジャッキーと言うことになっているのでどうしているかと言うと
・目隠しして闘う
・基本的に後ろ姿
・顔が巧妙に映らないようなポーズ
・画面が暗くて顔が良く分からない
等の工夫を凝らして偽ジャッキーとばれないように努力しています。
しかし偽ジャッキーは小太りだからすぐ分かるんだけどね!
基本的に映画は字幕で観る私も、流石に吹き替えならまだマシかなと思ったけど吹き替え版は無かった。
吹き替えと言えばとふと急に観たくなったのが、「ポリス・ストーリー/香港国際警察」
これは吹き替えがあったので早速観てみたら、声が違っていた。
私が観たかったのは恐らくゴールデン洋画劇場バージョンだと思う。
役名がケビン・チェンで、ラストは「ケビン、止めるんだケビン」でストップモーションになり
主題歌が流れるNG集に繋がるんだよねえ。
今回はAmazonの配信版で観てみたんだけど、映画の始まりがFORTUNE STARだったから、多分持っているDVDは同じ内容ぽいな。
ポリス・ストーリーBOXを昔買っていてそれに吹き替え版が入ってるんだけど、安定の未開封でした。
あのゴールデン洋画劇場バージョンはもう観れないのかと思っていたら、なんとDVDが発売されていましたねえ。
ビックリだよ。多分買ってしまうな。
ちなみにその日は「鉄指拳」の吹き替え探す⇒「ポリス・ストーリー」の吹き替え探す⇒違う
となって「プロジェクトA」の吹き替えを再生したら、
これは昔散々観たゴールデン洋画劇場バージョンだった!
懐かしかったあ。ほとんどのセリフを覚えるくらい観たなあ。
「プロジェクトA」も未開封のDVD-BOXがあるけど、それにはこの吹き替え入っているのかな?
今度試しに再生してみよう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最後の海底巨獣

2022年05月18日 17時50分15秒 | 特撮

「最後の海底巨獣」
原題:DINOSAURUS!
1960年 アメリカ 83分
■監督:
 アーヴィン・ショーテス・イヤワース・Jr
■出演:
 ウォード・ラムゼイ
 クリスティナ・ハンソン
 グレッグ・マーテル
 ポール・ルカザー
 アラン・ロバーツ
 フレッド・エンゲルバーグ

●あらすじ
ハリウッドのベテラン特撮スタッフが集結して作られたSFアドベンチャー。
海中から引き上げられ冷凍状態にされていたティラノサウルスとブロントサウルスが落雷で蘇る。
すると、突如ティラノサウルスが暴れ始め…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
古き良き特撮映画と言うか、1956年の「原始怪獣ドラゴドン」と並ぶ恐竜映画だ。
舞台はカリブ海のとある孤島。
この暖かな孤島の海から、凍った二頭の恐竜と原始人が発見される。
クレーン車くらいしかないのに、易々と引き上げに成功。とりあえず海岸に放置していたら突如落雷があり
何故か恐竜と原始人が復活。
今まで見てきた中で一番の凶暴性を発揮するティラノサウルスと、
今まで見てきた中で一番の移動速度を誇る素早いブロントザウルスが因縁の対決。
そして悪人から虐げられている島の子供は、草食恐竜は草しか食べないから大丈夫!
原始人は何も知らないからボクがフォークを持ってパイの食べさせ方を教えよう!
等のエピソードを経て、恐竜と原始人と友達になり、原始人と一緒に仲良くブロントザウルスの背中に乗って移動までしちゃう。
最後は色々あって、クレーン車でティラノサウルスと対決する主人公!
崖の下にティラノを落としてめでたしめでたし。

さて貴方はいくつツッコミを入れましたか?
決して上手とは言えない恐竜のモデル・アニメート技術と、人間のシーンのやたらに多いバックの合成。
(基本セットで撮影して、島のシーンも背景を合成してたりする)
辺りが気になった物好きは方は、是非どうぞ!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする