レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

ラバランチュラ 全員出動!

2022年05月17日 18時51分33秒 | 怪獣/モンスター

「ラバランチュラ 全員出動!」
原題:LAVALANTULA
2015年 アメリカ 83分
■監督:
 マイク・メンデス
■出演:
 スティーヴ・グッテンバーグ
 ニア・ピープルズ
 パトリック・レナ
 マイケル・ウィンスロー
 マリオン・ラムジー
 レスリー・イースターブルック
 アイアン・ジーリング

●あらすじ
「ポリスアカデミー」のメンバーが集結したモンスターパニック。
コルトンはかつて一世を風靡した映画スターだったが、今ではB級映画専門の俳優となっていた。
冴えない毎日を過ごす中、突如未曽有の危機が訪れる。
街には溶岩を吐く巨大クモが現れ…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
めっちゃ面白かった!
短い時間ながら、始まってすぐに溶岩クモの襲撃があり、後はずっとテンションの高いアクションのつるべ打ち。
モンスターの溶岩クモも人間を殺る気マンマンで、ちょっと疑似的になっているところもモンスター映画としては楽しい。
役者たちも懐かしの「ポリスアカデミー」の面々だから、これまた観ていて懐かしく楽しい。
なんだかまた「ポリスアカデミー」が観たくなってくるね。
と、ここまで書いて要はサメがクモに変わった「シャークネード」と思えばOK。
「シャークネード」も最初からテンション高い傑作だしね。
と思って観ていたら、なんと本家「シャークネード」の主役がカメオ出演してた!
スティーヴ・グッテンバーグに「あなたサメ台風の映画に出てた人だよね? 手伝って」と言うが
「いや、おれにはサメを退治しなくてはいけないから」と答えて去っていく。
本人出てるし、映画の内容も「シャークネード」そっくりだから完全に同じ会社が製作してるのかと思ったら違ってた。
その辺どちらの会社もB級専門会社だから、あんまり気にしてないのかな?
まあとにかく、そんな細かいことまで気にしてない大らかな娯楽映画と言うことで。
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恐怖の報酬

2022年05月16日 12時53分06秒 | サスペンス

「恐怖の報酬」
原題:SORCERER
1977年 アメリカ 121分
■監督:
 ウィリアム・フリードキン
■出演:
 ロイ・シャイダー
 ブルーノ・クレメル
 フランシスコ・ラバル
 アミドウ
 カール・ジョン

●あらすじ
アメリカでマフィア幹部の弟を撃ったスキャンロン(ロイ・シャイダー)、
エルサレムで爆弾テロを起こしたカッセム(アミドウ)、パリで不正取引を働いた投資家マンゾン(ブルーノ・クレメル)。
逃亡の末に南米ポルヴェニールの小さな村に流れ着いた彼らは、身分を偽って製油所で働いていた。
ある日、村から320キロメートル離れた油井で爆発事故が起こり、
爆発物専門家のボビー・デル・リオス(チコ・マルティネス)は、ニトログリセリンによる爆風で消火を行うという判断を下す。
(YAHOO映画より)

★感想など
ハリウッド一番のキ〇ガイと言われたウィリアム・フリードキン監督の、一番のキ〇ガイ作らしい。
いや、傑作だけどね!
まず全編に渡って説明が無い。
登場人物についても、そこで起きている事についても一切説明が無い。
これは昨今の親切過ぎる映画に慣れた人はビックリするであろう。
ノー説明に加え、何故かドキュメンタリー・タッチで撮影された画面。
たまにしか流れないが、やたらに緊迫感を煽るBGM。
不安定な吊り橋をトラックで渡ろうとするが強風と大雨に揺られて落ちそうになるシーン等
全体的に緊張感がハンパない!
途中、完全にオカルトな演出(音楽含む)が入るのは、「エクソシスト」の影響ですかね?
良く”骨太な映画”とか評されることがあるが、本作は物凄く”骨太”である。
何せむくつけき男達しか出てこない上に、話も設定も全てワイルド。
さらに爆発のシーンが結構多いが、どれも火薬の量がおかしな事になっていて
何人かまともに爆発の炎を浴びているように見えるが大丈夫かあれ?
(あれがホントなら、全身丸焦げとか、片腕無い人とか映ってたけど。。。)
とにかく最初から最後まで確かに”狂気”に侵されたいて、あの「地獄の黙示録」が可愛く見えるくらいだ。
1953年版のオリジナルも評価高いらしいが、1970年代特有のヤバさを持った本作。
覚悟があったら是非どうぞ!
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少林寺VS忍者

2022年05月14日 17時46分42秒 | 功夫/空手/武侠片

「少林寺VS忍者」
原題:中華丈夫/Heroes Of The East
1979年 香港 100分
■監督:
 劉家良(ラウ・カーリョン)
■出演:
 劉家輝(リュー・チアフィ)
 水野結花
 倉田保昭
 加藤直三
 原田力
 八名信夫
 李海生(リー・ホイサン)
 劉家良(ラウ・カーリョン)

●あらすじ
中国拳法の達人アタオは、父親が日本から連れてきた娘弓子と恋に落ち、結婚する。
幸せな結婚生活が送れると思いきや、弓子は朝から空手や柔道の稽古を始める。
何とか中国拳法を習わせようとするアタオだが、弓子は日本の武道こそ最高と主張する。
犬も喰わない夫婦喧嘩がいつしか日中武道対抗戦へとエスカレートしていく。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
先日言っていた「中華丈夫」を観ました。
まあ確かに言われれば、犬も喰わない夫婦喧嘩が日中武道対抗戦へとエスカレートしていく話だったね。
終始色んな武器や拳法が出てくるのは、いかにも劉家良ぽい。
中国人目線で作られているのに、日本人を武道家として敬意を持って描かれているのが嬉しいところ。
日本人も以外を多く出ていて、あの八名信夫が劉家輝と槍で功夫対決するなんてビックリしたよ!
劉家輝も実に沢山の技を魅せてくれるのだが、中盤にゲスト出演した劉家良が酔拳を披露する。
これ倉田さんのYouTubeチャンネルでは、香港で初めて描かれた酔拳であり、
ジャッキー・チェンの「ドランク・モンキー/酔拳」よりも先と言ってたけど、公開はジャッキーの方が先なんだけどなあ?
撮影は本作の方が先だったって事かな?
まあそれはさておき、とにかく沢山の功夫と武器の闘いが堪能できる本作。
極めつけは圧倒的に強い倉田さんが披露する蟹拳!
シャカシャカと横に動く姿は中々爆笑者なのだが、きちんと蟹の拳法に見えるところが凄い!
そして結構強い!
そういった意味でも、あらゆる意味で名作だね。やっぱり。
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もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

2022年05月13日 18時12分30秒 | スポーツ/青春/アイドル/ラブストーリー

「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
2011年 日本 125分
■監督:
 田中誠
■出演:
 前田敦子
 瀬戸康史
 峯岸みなみ
 池松壮亮
 川口春奈
 青木さやか
 石塚英彦
 大泉洋

●あらすじ
ドラッカーのビジネス本『マネジメント』を高校野球の女子マネージャーが実践するというユニークな設定が評判を呼び、
“もしドラ”の略称で一世を風靡し空前のベストセラーとなった同名小説を、
AKB48の前田敦子主演で実写映画化した青春ストーリー。
監督は「うた魂(たま)♪」の田中誠。
入院中の親友に代わり、弱小野球部のマネージャーを買って出た女子高生の川島みなみ。
入部早々、甲子園に連れて行くと宣言してしまう。
しかし、マネージャーの仕事を何も知らない彼女は、解説書を求めて本屋に立ち寄り、
勘違いからビジネス本の名著『マネジメント』を手にしてしまう。
しかし、その内容に感動したみなみは、これを野球部で実践してみようと思い立つのだが…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
つい先日「もしドラ」を読んだばっかりだから、その勢いで実写化された本作も観てみようと思いました。
勢いが肝心ですね。
「もしドラ」の本はビジネス書のコーナーで何かないか物色していたら目に留まり
そういえば昔流行ったなあ。でもあの表紙で読む気しなかったんだよなあ。とか思ってた。
でも100円だから読んでみるかと思って、買ってみました。
内容は軽くて読みやすく、2~3時間くらいで一気に読み終わってしまったので、きっと面白かったのだろう。
まず着眼点と言うか設定にかなり無理があるが、逆にそこがこの小説の強みでもある。
ポイント・ポイントで『マネジメント』の内容が出てきて、その内容を独自に解釈し野球に落とし込んでいく。
その繰り返しが「もしドラ」のキモではあるが、途中からドラッカーの『マネジメント』が
どんなことでも解決してくれる魔法の書になってしまっているかのようなのが残念だった。
あと『マネジメント』で方法を考えつくのはいいんだが、その後それを野球部が実践していくところにもっと深みが欲しかった。

全体的に、
①どうしよう
 ⇒②『マネジメント』にはこう書いてある
  ⇒③やってみた。解決
の繰り返しだから、実践している中での気付きとか悩み・苦しみとかが全然描写されていないんだよね。

でもそこが主体じゃないからしょうがないのかも知れない。
さて「もしドラ」の作者はAKB関係の仕事をしていたらしい。
だから実写化でもAKBの子が出てくるのは既定路線なのだろう。
登場人物それぞれにモデルがいるらしく、まず主人公の川島みなみのモデルは峯岸みなみ。だから名前がみなみなのか。
だが本作で峯岸みなみは主役ではなく、後輩の北条文乃役である。
その北条文乃役のモデルは渡辺麻友らしい。ちょっと分からないな。
友達の夕紀のモデルは大島優子。ちょっと篠なんとか麻里子さんとごっちゃになってるな。
そんなこんなで実写化されたのが本作。
原作物の実写化と考えると
これは大合格!
脚本はほぼ原作通りだが、ドラッカーの『マネジメント』部分を解説する時の大仰なデフォルメとかは、逆に素晴らしいと思う。
映画のスタッフが「もしドラ」のキモをきちんと理解していると感じた。
あと決勝戦の描写は原作から二箇所アレンジしているが、どちらも良いアレンジでストーリーをより引き立てている。
その他のドラマ部分もAKB主演のアイドル映画として見れば全然悪くない。
ただ唯一原作からカットしてダメだなと思ったのは、主人公と文乃が仲良くなるプロセスがすっぱり無いこと。
映画だけみると、みなみが最初に文乃に話しかけたら「あの」だけ言われて逃げられる。
その次には何故か二人立ち並んでほかの部員達と会話している。これだとえ、何でってなる。
二人が並ぶ前に、みなみが病室で文乃と会話できなかったと言ってるからなおさら。
みなみと文乃の二人は、折角AKBの二人が演じてるんだからそのシーンは入れといた方が良かったと思うが。
そのAKBの二人だが、まず主演の前田敦子は特別上手くもないが、逆にそれが等身大とも言えてちょうどいいかも。
昔のアイドル映画って大体こんな感じだったよね。
後輩の峯岸みなみは可愛いと思った。ただ単に好みなだけかもしれないが(笑)
しかし映画の中では割と空気に近かったかな。でも原作でもあれくらいか。
夕紀役である川口春奈は、この時演技が絶賛されていただけあって上手だなと思う。
顔立ちも綺麗だし女優って感じ。女優一人とアイドル二人の組み合わせって感じだね。
川口春奈は今放送している朝ドラ「ちむどんどん」にも出演しているが、この朝ドラは本気で脚本がヒドイ。
現実を全く知らない・調査しない人が何も考えず、”適当に受けそうな単語”のスパイスを振りかけ
「お前らはこういうのやっとけば感動するんだろ」的に、圧倒的に観ている人を馬鹿にしている感じが話から滲み出ていて
受け付けないと言うか、許せない。
そしてつまらない。
とまあそんなことはさておき、本作の脚本に文句を付けるのはお門違いだ。
ほぼ原作通りだからね。
なので原作が面白いと思った人は観ても損はないと思う。
全体的に話のボリュームを圧縮し過ぎ。倍の時間掛けてじっくり描いた方がとも思えるが
それは原作も同様なので、原作通りに実写化しているのでしょうがない。
劇場公開時に大コケと言われているが、内容は別に悪くないと思うよ。
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アイザック 繋がれし少年

2022年05月12日 16時31分24秒 | 西部劇

「アイザック 繋がれし少年」
原題:KID VENGEANCE
1977年 アメリカ/イスラエル 90分
■監督:
 ジョセフ・マンデューク
■出演:
 リー・ヴァン・クリーフ
 レイフ・ギャレット
 ジム・ブラウン

●あらすじ
黒人ガンマンと家族を殺された少年が復讐を繰り広げる西部劇。
流れ者のマクレイン一味に母をレイプされ、父も惨殺された少年・トムは、
ある時差別を受けていた黒人・アイザックと出会う。
ふたりの出会いはやがて壮絶な復讐劇へと発展していき…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
なんか、あんまり面白くなかったな。
制作がメナヘム・ゴーランなのはちょっとビックリだけど。
まず原題と邦題が違い過ぎるでしょ。
リー・ヴァン・クリーフは大好きな役者だから観始めたが、なんと久々の悪役だった。
だが顔が見慣れたいつもの感じと違っていたので、しばらく気付かなかった。
これが新たな境地と言うより結構別人で、しかも役の方も別にリー・ヴァン・クリーフらしさはゼロ。
これならいっそ別の役者の方が良かったな。
ストーリーもかなりゆっくりで、普通の映画なら30分。
スティーブ・マックイーンのTVドラマである「拳銃無宿」なら10分で終わる内容をだらだらとやるので、
正直観ていてかったるい。
だが原題にもなっている少年の復讐劇は中々面白い。
悪党どもにそーっと近寄って、一人一人サバイバル殺法で始末していく様は、中々斬新でかつ面白い。
寝て休んでいる悪党のブーツにサソリを入れておく。馬だけ悪党たちに近づけ、馬に取り付けている革袋の中には毒蛇を。
崖の中に誘導して、上から岩を落として倒すなど、中々のスナイパーぶりをみせてくれる。
途中で通りすがりの黒人アイザックと合流してからはおかしくなるが。
まあロケ地がイスラエルだとしたら、いつもとは違う風景がちょっと新鮮だけどそれくらいかなあ。
今んとこ1970年代に作られてマカロニで面白いのに出会えないなあ。
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