昨夜(17日)は高齢家族が『うたばん』の加藤清史郎くんにかぶりつき。NHKみんなのうた『かつおぶしだよ人生は』の衣裳、蝶結びのノシつけたみたいな紺青色の鉢巻きもさることながら、さらっさらな髪がかわいい。子供だからヴァージンヘア、当たり前っちゃ当たり前だけど、いつかパーマかけたりカラーリングしたりする日が来るんだろうなと思うと、ちょっとせつないですね。時よ止まれ、君は美しい。
「おこづかい毎週土曜に80円ずつ」(“8歳だから”とお母さんが決めたらしい)と言う清史郎くんに、「いまならお父さんより稼いでるんじゃね?」「清史郎くんは“こども店長”だけど、お父さんは“おとな部長”くらいだろ?」と石橋貴明さんに無礼な水の向け方をされても、おっとり笑顔で首を傾げてあどけなく却下。思うに清史郎くん、人気の秘密はこの“落ち着き”と“お行儀良さ”でしょうね。ちゃかちゃか見苦しくないし、子役につきもののイタさがない。“ない”とまでは言い切れないけど、かなり少ない。
視聴者から見てももちろんですが、製作者、現場の監督さんやスタッフに「あの子ならやりやすい」「手がかからずいい結果を出してくれる」と、かわいい云々よりすでに仕事人として重宝されているのではないでしょうか。もともと演技の素質はあったのだから、たくさん声がかかればかかるほど、経験値の向上も速い。男の子はある時期からびっくりするほど身長体重、容貌や声質の成長が加速しますが、概ね女の子よりは晩熟だし、向こう3年ぐらいは天才子役の地位、揺るぎなさそうです。
NHKみんなのうたで音声だけは何度か聴いたことがありましたが、歌もうまいね。まぁ8歳なりのうまさなんだけど。もう『紅白』に、“愛”のカブトかぶって出ちゃえ。衣装さんに子供サイズの愛カブト作ってもらって。妻夫木聡さんにも常盤貴子さんにもパパイヤ鈴木さんにも応援団来てもらって。全国の視聴者の“愛”をずっしり背負って歌っちゃえ。でもって、最後に例の、アノ決めゼリフをどっかーん……
……と、こういう紅白はどうすか?と高齢組に賛同を求めようと思ったら、清史郎くんの歌のコーナー前に寝てしまってました。紅白出るにしても、早めの順番にしてもらわないといけませんな。8歳を夜中まで働かせたら、児童福祉法にも抵触するだろうし。