イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

何も出ないよ

2007-08-26 17:23:51 | CM

 SOYJOYフルーツ大豆バーCMの豊川悦司さん。

 映画『北の零年』を昨年、レンタルビデオで観て以来、ちゃんとお顔を見てませんでしたが、長身細身で白皙の文学青年タイプと長年思っていたら、なんか下膨れで日焼け…て言うか赤ら顔になって、切れ長の目が目線上向きの、斜め四分の三顔、びっくりするほど阿部サダヲさん似な瞬間があるんですけど、いいのかな。

 「いいのかな」ってこともないか。

 NTTポイントーク・プログラムのポイントが6,000ptを超えたので、そろそろ何か使い道はないかと情報誌を読んでみました。

 ケータイは持っていないし、音楽ダウンロードや懐かしアニメ・韓流ドラマやらの映像コンテンツお試しクーポンは、ぶっちゃけ、昼ドラ録再だけで忙しくて観ている暇がない(爆)。

 手っ取り早くOCN接続料金のキャッシュバック1,000円分に充てることにしましたが、OCNサービスの中で、唯一利用しているのがこのブログだけなので、キャパGB数2桁上の有料コースへのスケールアップ料金、3ヶ月分ぐらいでいいから充当させてくれると有難いんですけどね。

 それにつけても、『金色の翼』録画視聴のない土日は夜が長い(呆)。

 40話の後半で絹子(高嶺ふぶきさん)の「人によってずるいとも、賢いとも言われる蝙蝠(こうもり)、貴女はどう思う?」との探り入れに「この世は勝たないと意味がない、勝つことは生きること、私はどんな手を使っても、生きて生きて生き抜いて見せる」と豪語した修子(国分佐智子さん)。

 彼女が「私は生きる」と強調すればするほど、裏返しの“破滅願望”が透けて見えるような気がする。

 隣家からの貰い火で弟と自分をシーツで縛って窓から逃がしてくれた両親が目の前で煙に巻かれて焼死、以後の修子は「自分こそ本当は死ぬべきだった」「いま生きてここに在るのは正しくない」との思いが、重石のように心に沈澱していたはず。

 「どこにも自分の居場所がなくて、生きていくことが辛過ぎた」と18話で槙(高杉瑞穂さん)に思わず漏らした通り、自殺願望に押し潰されそうになるたびに“生”に引き戻されたのは、弟・玻留(倉貫匡弘さん)の存在があったからこそ。

 この弟のために、絶対に“勝ちの人生”を掴まなければ…との一念で“財力”“セレブ配偶者”“人の羨む裕福”を追いかけ死守して来た修子のこれまでは、槙に出会うまで“自分の人生であって、自分の人生でない”ものだったのです。

 玻留が「オレは裕福でなくていい、貧乏でも自力で自由に生きるから、姉さんは好きにしていいよ」と宣言したら、彼女のこれまでの身を捨てた戦いは無に帰する。彼女にとっては玻留が、姉の財力にあかして高価なワインを買い漁り、一晩100万$をギャンブルで蕩尽する“小判ザメ”であることが、“生”につなぎ止める原動力でもある。

 槙への愛に見出した“本当の自分の人生”と“過去”との狭間で、彼女はいま揺れに揺れているはず。

 彼女が自分ではドラマ上明かしていない、過去の何かに感づいたらしい迫田(片岡弘貴さん)も来週戦線復帰します。

 明日の夜、ビデオデッキの前に座って巻き戻しスイッチ押す時間が待ち遠しい。

 それまで仕事、雑用、介護、頑張るとしますか。

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グイグイ来るね

2007-08-25 19:20:46 | テレビ番組

『爆笑オンエアバトル』(242410~)、2週開きました。

間でタカアンドトシが加賀美幸子アナと共演するSPがあったけど2200台のいちばん家事&入浴介助ホットタイムで、録り逃してしまいました。

昔はオンバトの夏休みSPと言えば2400台にもっと長時間枠で、それもユニットシャッフルや新ネタメインでやってくれていた気がするのですが。

今回最高の489kbハイキングウォーキングは古典的ファミレスネタで新鮮味はないんだけど、文句なくいちばん出来がよかった。このコンビ、ツッコミの口調のゴロツキみたいな巻き舌と、ムダに不機嫌そうな人相が不快なことが多いのですが、今回はQちゃんのボケ連射がとてもいいテンポだったので、ゴロツキツッコミもツボツボに刺さったし、“ボケ&キモウェイターもウェイターだけど、「バカタレ」「バカだろ」を連発する客のほうがよっぽど人間として常識どうよ?”という独特の空気感を出して、新境地だったと思う。

これ系のボケを擁するコンビにおいて“一方が常識人役”である必要はないんだな。

“台拭き→おしぼり”と、「店長私なんですけど」のオチは予測がついたけど、ミルク&シュガー→L’arcenciel→さくら→「良子のほうだった」「直太朗だろ」のたたみかける流れをうまいことピークに持って来れたし、「爆笑しながら」「何かにおびえながら」と1人芝居を、2箇所入れたことで節目も作れた。1箇所じゃ何の意味もなく、2箇所入れてこそ。この“当たり前のことを当たり前に出来る”が、オンエア常連への関門のひとつなのです。

あとはこのコンビ、いかにアベレージを上げて行くかだと思う。かねてから俳優の瀬川亮さん似だなと思っていたツッコミ松田は、ネタ前振りのVがセピア色静止画になると、やはり相当、男前ですね。もっと好感度キャラ仕立てでもいけるのにな。

今回いちばん斬新だったのは、2465kbトップリード。冒頭たっぷり1分の濃ゆキモな寸劇から「…と、そんな感じのワインでございます」で一気に引っくり返す快感と、「ア足くじいた」の要所でのリフレインとの両輪。ただ、このコンビは初オンエアまでと、2回めの今回までとがともにかなり間が空いてるようなので、何故そんなに助走に時間がかかるのかわからないけど、今日の芸風が忘れられないうちに、ぜひ3回めオンエアを叩き込んでほしい。

3461kbエレファントジョンは今回はまずまず。オチがゆるかったことと、あと、「ガッテンガッテン」はもういい加減卒業していいんじゃないかな。トータルテンボスの「忍びねぇな」、タイムマシーン3号の「頑張れ半袖負けるな短パン」等に比べて、彼ら自身が思うほど客が喜んでない気がする。その2点だけが気になりました。

4433kbU字工事は持ち味通り手堅かったけど、ちょっとネタも演じ方もいつもより小ぶりで、その分玉が伸びなかった。まだ守りにつく段階じゃないと思うがな。

以上上位4組から大きく水を開けられての325kbでの初オンエア(6位オフエアのヤポンスキーとは僅か12kb差)となったハッピーエンドは、初挑戦のわりには声が出ていたのが良かったけど、“生徒2人きりの卒業式”という設定からの派生が“ありがち”の域にとどまっていて、小さめ~中ぐらいのネタを積み上げ積み上げで笑いを取っていく芸風なので、何と言うか、ハジケが足りない。こちらも次回オンエアで真価が問われそう。

月河の年代ではどうしても大瀧詠一さん・細野晴臣さん・松本隆さんらのモンスターバンドを思い出してしまうコンビ名も、ちょっと引っかかった。若手のお笑いくんたちはたぶん知らないだろうし、同音異表記の先発がいないか?なんて気にしていたら芸名、筆名なんて名乗れないでしょうけど。「ハッピーエンドと言えば、昭和はともかく、いまは僕らです」と威張れるくらいメジャーになればいいんです。

……何プレッシャーかけてるんだ。

オフエア組では、いつもとは違うネタに挑戦した(らしい)とろサーモン189kb大輪教授277kb見たかった気もするけど、この人たちは組合せ次第で同ネタ演り換えでも持ち直して来るでしょうから、そんなに惜しくはない(惜しくないのかよ)。

あー、でもやっぱり、夏休みに昔のようなSPが見たいな。いまは他局番組でもヒナ段要員や体当たり“伝説”要員として若手に仕事が多いから、なかなか一堂に多組集合させられないこともあるんでしょうね。

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だって悔しいじゃない

2007-08-24 20:13:13 | アニメ・コミック・ゲーム

昨日(23日)はブログ人の管理・編集画面が、週末夜でもないのにえらく重かったので、Wordで記事を作ってまるごとコピーペーストしてみました。

ここんとこブログ人サーバ結構サクサク軽かったんですが、今頃、何かあったかな。お盆休み・リゾート帰りの画像持ちユーザーさんが一気にログインしたのかな。

コレ式だと文字色変えたりhtml編集はできなくなるか?と思いきやちゃんとできましたが、表示字体がああいう事になりました。

見辛いですか?…って例によって誰に言ってるかわかんなくなってますが、ちょっと日記っぽくて、個人的には気に入ったので、本チャンの週末夜ということもあり、今日も同方式で書いてみます。

金曜なので、NHKBS2アニメ『ななみちゃん』184045)を録画視聴。第四シリーズ57話まで来ました。

「ホラ、カワイイでしょ?」って言わんばかりなべタな造形に、ベタな吹き替えだけど、ななみちゃんはやっぱり可愛い。あのツブラな目と、ふわんふわんなシッポがね。

しあわせ荘501号室の住人・UFO研究家でフィギュアコレクターの奥田宅生(おくた・たくお。アーティストの“奥田民生”さんと字ヅラが似ているのはご愛嬌か確信犯か)さん、第一シリーズ9話で初登場の頃はてっきりオタキング岡田斗司夫さんがヴィジュアル上のモデルと思っていましたが、いまやご本人のダイエット成功(22日の記事参照)で遠く隔たってしまいました。

キャラの奥田さんのほうは、久しぶりに見るとむしろ、巨漢化の一途を辿っているように見える(爆)。

アニメ内では、“UFOに夢中なあまり浮き世離れしてズレちゃった”キャラだけどそれより大丈夫かな健康面。コレステロールとか血糖値、尿酸値とか。

体型的に、あの有名な消しゴム版画家さんみたいに虚血性心不全なんてことになったら、未知ちゃんもななみちゃんもショックでしょうよ。

でも、どうなんでしょう。最近(具体的には『電車男』ブーム以降)、地元のヨドバシやビックカメラのPCフロアなどに行っても“ぶっくり水太りで青白い、いかにも閉じこもってジャンクフードばっかり食べてますみたいな”記号的オタクくんはあまり見かけなくなりましたけどね。

それ系のメッカ・東京のアキバ辺りにはまだまだ根強く居るのかな。

『金色の翼』40話。

奥寺(黒田アーサーさん)に島買収資金を提供し、ホテルオーナー・セツ(剣幸さん)に奥寺の会社買収資金を提供する修子(国分佐智子さん)の“蝙蝠(こうもり)”ぶり、それを指摘する絹子(高嶺ふぶきさん)に、「世の中、勝たないと意味がないわ、私にとって勝つことは生きること」「どんな手を使っても、生きて生きて生き抜く、私は生きて見せる」と言い放って、逆に「あなたはやっぱり素晴らしい女(ひと)ね」と感嘆させる修子のあっぱれな闘争心も見ものでしたが、一方で理生(肘井美佳さん)は、玻留(倉貫匡弘さん)をめぐる玖未(上野なつひさん)の嫉妬を煽って、迫田(片岡弘貴さん)転落事件の真相を探り出そうとし始めた。

槙に「何を企んでるんだ」と問い質され「私に考えがあるの、玖未さん何か知ってて隠してる、うまくやれば突き落とした犯人がわかるかも、そうすれば槙が無実だって証明できる」と意気込む理生。

「これはあなただけのためじゃない、私のためでもあるのよ」と理生は言い張るのですが、当の槙は、“そんなことに恩着せられても…”と完全に困惑顔。

槙にとっては、自分にかけられた疑惑を打ち払えること単体では都合がいいのですが、それによって修子のクロが(クロだとすれば)暴かれるのは(認めたくはないが)望むところではない。

地獄に落とすと修子の面前では宣言はしたけれど、修子を縄つきにしたくはないのが、槙の本音。

槙さえシロになりさえすれば、ついでに修子と縁が切れさえすれば万々歳な理生とは、利害が共通するようで、実は思いっきり対立しているのです。

槙としては「あなただけのためじゃなく私のためでもある」と、理生と運命共同体にさせられるのは、内心不本意なことこの上ない。

そして、理生もうすうす“自分がこんなに(槙無実証明に)必死になるのを、槙は、実は快く思っていない”と感づいているのです。

この埋めようのないすれ違い。

それでも、槙のために良かれと思って、好きでもない玻留を挑発し、憎くもない玖未さんを煽って、こんなに奔走する自分”を、理生は確かめずにはいられない。

それをやらなければ、槙を愛し槙を信じて夢を賭けてきたいままでの人生が、ぜんぶ無に帰してしまうから。

“宿命の女”=修子の存在によって人生を狂わされた善良小市民カップルの悲劇が、切々と伝わってくる40話でした。

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匂艶?

2007-08-23 17:59:30 | CM

お盆を過ぎ処暑となって、そろそろTVCMも秋向け仕様となってきたようです。

昼ドラ枠で今週アタマ頃から流れるようになったP&Ghair&skin”の山口智子さんを見ると、女優さんが年を重ねていくのは難しいな…とつくづく思います。

月河は、山口さんが重要な役を演じたドラマでちゃんと見たのは『もう誰も愛さない』ぐらい(しかも本放送数年後の再放送)で、『29歳のクリスマス』も『ロングバケーション』も『ダブルキッチン』も知りませんが、95年だったかな?『古畑任三郎』の第二シリーズでの、タンゴを踊りながら花を活ける前衛華道家、最後まで傲然と背筋伸ばしてスタミナドリンク飲み干して「よしっ、行こう」と古畑に逮捕される役、あれは本当にカッコよかった。

以後、ドラマで“役を演じて”いる山口さんをちゃんと見たことがありません。

どうなんだろう。どうなんだろう、ってのもえれぇおこがましいわけですが、山口さんの中で“作品”と関わり“役柄”を演じる、ってことにちょっと忌避感が生じてしまっているのでしょうか。

確かにドラマ実質休業前の山口さんの仕事はいずれも人口に膾炙した高視聴率作で、“ぴったし適役”と誰もが評価する役柄だったと思うけど、彼女、それで“下るのが怖い”高所恐怖症になっちゃったのかな。

月河が覚えているだけでもJT“うぶ茶”、スクラッチ宝くじ、スーパーのイオングループ、あと何だか忘れましたがクルマ。CMでは年に一~二本は必ず新作でお見かけしていて、こう言っちゃなんだけど、一作ごとに確実におトシを召され…て言うか、ぶっちゃけ、ドラマ全開時代の輝きを、一歩また一歩着実に減じてきている。

今作“h&s”は特に、眉頭寄り半分だけ音符みたいに丸っこい眉の描き方と、トレードマークのストレートロングヘアの、額生え際の髪量の減り方が痛々しい。

再び、どうなんだろう。“撮影拘束時間短くて効率よくカネになって、イメージ崩れないCM仕事だけ選んで稼ぐ魂胆なんだな”ってのがシロウトにもバレバレな方向で経年劣化曝さないで、たとえ漫画原作かなんかのダサいドラマのステロタイプな役でも、女優なんだから“演じて”堂々と磨り減って行かれては如何か。

同じ時間帯に見かけるCMで言えば、SKⅡの小雪さんは、ブレイク前後の“大柄ゆえのワイルドな清楚さ”から、やはり良くも悪しくもカドが取れてきてしまってはいるけど、“演じ続けている”がゆえの輝きが、まだ歴然とある。

まぁ、山口さん、既婚者だしね。家庭とのバランス上仕事量を絞りたい気持ちが強いのかもしれませんが、絞ったら、絞ったことがご本人にも、ファンにもプラスにならなきゃいかんでしょう。

絞ってあれだけ加齢曝すなら、いっそ絞らないで出ずっぱりで“演じて”見せてくれるか、むしろ鐚一文露出しないで原節子さんみたいになってくれるか、どっちかにしたほうが、お互いに幸福だと思うのですが。

究極の大きなお世話でした。

 まぁ、そんなCMも流れる『金色の翼』39話。

あー、雲の上の大物女優さんの人生行路なんか僭越にもご案じ申し上げて疲れちったよ。今日はサラッとまいりましょう。

 槙にていよくあしらわれてテラスに取り残され傷心の理生に、本気か悪戯かチョッカイ出す玻留が「世の中、男も、女もいくらでもいる。せっかくの人生、ひとりの人間だけ見て生きていくなんてつまんない」と夕映えの海を見て遠い目になったのが今日いちばんの気がかりでしたが、このドラマ、要所で地味に必聴はBGM

一昨日37話、島に何の目的か再登場した絹子先生が「男の生き血ってこんな味かしら」と痛飲し踊り狂う場面では、昔フランク永井さんが歌っていた『赤坂の夜は更けて』。

今日、前述のテラス場面の後に続く撞球室で玻留が理生に腕前を披露するシーンではラテンダンスナンバーの古典『キサス キサス キサス』が流れていました。

オーナー・セツさんの趣味か、亡き夫・慶介さん(オーナー室の遺影だけのご出演ですが、サザン桑田佳祐さん似。元・湘南ボーイ?)の影響か、どうもこのホテル、いまをときめくセレブ人士御用達の隠れ家リゾートにしては、趣味が昭和の、それも40年代前半のナイトクラブチックですぞ。

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三代目にはそっと出し

2007-08-22 20:27:07 | アニメ・コミック・ゲーム

 今朝9:00過ぎ、出かける支度中に『スパモニ』(テレビ朝日系)で「奇跡の50キロ減量!」というタイトルが聞こえたので、USAのスーパーサイズおっちゃんの仰天ニュースか、日本人なら元力士とかか?と思ったら、本棚びっしりの書斎をバックにしたメガネの青白い中年男性が映っていて、字幕を見るとサブカル評論家・オタキング岡田斗司夫さんでした。いやぁビックリした。

 98年頃から『BSマンガ夜話』レギュラーでお見かけしていた岡田さん、00年と01年には当地での同番組公開放送でナマ巨体拝ませてもらったこともあるのですが、この3月だったか、同局の『あしたのジョー』特集ぶっ通し放送スタジオゲストで拝見したときすでに「あ、番組で宣言聞いただけでも3度めのダイエット、今回はかなり本気でうまくいってそうだぞ」という感じ。

 今朝のVTR見たら、完全に別人28号。服のサイズは何号になったんだろう。

 スパモニレギュラーの伊集院光さんが「一緒にTVに出ると“どっちかわからない”って皆に言われたのに」と苦笑いしてましたね。

 最盛期117キロ時に穿いていたという、どでかズボンがVTRでもスタジオでも披露されましたが、胴回りもさることながら、顔の輪郭が7割減ぐらいになって、目鼻パーツの“建蔽率”がアップしたせいか、岡田さん、普通の知的な学者顔になっちゃいました。

 んで、どうやってそこまで減量できたのか?という、コーナーの眼目の部分は、出支度しながらですから小耳に挟んだ程度なのですが、とにかく「運動なし、食べたいモノいっさいガマンなし、ただ、何時に何を食べたかをすべて記録しておく」、岡田さん曰く“レコーディング(記録)ダイエット”

 「ボクは食べること大好き、美味しいもの大好きなので、食べずにガマンするダイエットは、いままでの経験から言って絶対に続かない。でも、食べれば(記録に)つけなければならない”という枷を自分に課しておけば、何を何時頃食べたら(ダイエット上)ダメなのかが自分でわかるし、“コレ食べたらまたつけなきゃ”という面倒くささが、“じゃ、食べなくてもいっか”につながる」……

 ……要するに、食べることに“正確・正直な記録”という“面倒な手続き”を伴わせることで、自然と“安易な食”から遠ざからせるという、ある意味なんともアナログなダイエット法。

 月河の、女性の知人ですが、スナック・ファストフード・スウィーツ大好きが自分の肥満元凶と看破「とにかく、自分で庖丁で刻んで、自分で煮炊き調理したもの以外、出来合いで買って即食べるだけの状態でお店に売ってるモノは、いっさいクチに入れない」を実践、12キロ減量した人もいます。

 「クリームこってりのケーキが食べたいな、焼きたてのガーリックたっぷりハンバーガーが食べたいなと思っても、卵割って泡立ててオーヴンで焼いたり、挽き肉叩いて捏ねたりする手間を思うと、リンゴでいいか、おにぎりでいいか、イヤそのほうが絶対ラクだ!って思っちゃう」…で、特段のガマンも運動もなく、“ラクして”2ヶ月ちょっとでするするっと減ったそうです。

 月河自身の経験から言っても、ベスト体重を大幅にオーバーしているということは、自分で「人が思うほど大食じゃない」とどんなに言い張っても、消費カロリーより食べ過ぎ、結局これに尽きると思う。

 “食べることに伴う手続きを、極力面倒くさくする”というやり方は、安直に美味しいものが溢れている当節の日本では、賢明かつ普遍性のあるダイエット法だと思います。

 いまの日本人“食欲”“本能”でモノ食べてませんからね。「ドコで売ってる何が美味しい、オシャレだと、有名人の誰某・雑誌やTV番組の何々で言っていた」ってたぐいの“情報”で食べてますから。

 それにしても、ご本人の中年以降の健康とフィットネスには減量が好ましくても、岡田斗司夫さんにはやっぱり“オタク然”としたメタボ体型で、昭和コミックの変遷や、アニメ・ゲームの現在を語っていてほしかったなぁ。

 『金色の翼』第38話。

 ヴァンピーロ修子、玻留が隠した迫田ファイルが槙の手に落ちたと知るや、「(裏切って奥寺についたのは)あなたを私の(夫殺しの)罪に巻き込みたくなかったから」と泣き落としにかかりますが、さすがに槙はもうその手に乗らない。

 乗らないけど、部屋で1人に戻ると、できれば裏切る前の修子のほうを信じたい動揺ありあり。デ・グリューの本領発揮。いいぞ槙、そうこなくちゃ。

 自分が隠したはずのホテルの部屋にファイルが無いことを姉からの電話で知った玻留は、当時部屋の主だった玖未に疑念を持ったようですが、彼、玖未には“ちょっとカラダはいいけどわがままで面倒くさい”と思ってるだけみたいなので、これは怨恨とか後引きそうもない。

 さらに修子は何を思ったか、奥寺を使って(←奥寺、いまや入り乱れる知略劇のヨタロー担当)、槙と自分の男女関係がまだ続いているかのように理生に見せつけるべく、槙とのかつての秘密の連絡手段を伝えさせた上でひそかに槙を訪問、東京でのプロポーズの話をわざと持ち出して理生に立ち聞きさせショックを与える挙に出ました。

 この期に及んで、と言うより物語の序盤から、修子は視聴者にとって“幸せになってほしいかわいそうなヒロイン”設定では全くない(“一日一億円使っても百年”、かつ演じる国分佐智子さんのウルトラスレンダーな、主婦層の反感進んで買って出る体型で歴然)ので、今日の、真意のわかり辛い腹黒手管に関しても驚いたり怒ったりにはあたりません。

 慌てず騒がず、むしろ「よっ、待ってましたヴァンピーロ!」と合いの手入れるぐらいの気分で、“修子のこの罠によって槙と理生が何を失い、どう関係が変わるか”をこそ鑑賞すべきなのですが、それより何より今話のハイライトは、前半で槙に「アンタにはどうしても自首できない理由がある、1人では生きていけないあの小判ザメのような弟だ」と指摘されたときの「それ以上言ったら、あなたを殺す」でしょう。

 しんなりウルウル槙をたぶらかす気満々だった修子の演技のベールが、ここだけ裂けて“素”の動揺と憤怒になりました。もっと言えば、ここだけ“人間”だった。

 ここで何度書いたかも忘れましたが、修子と玻留、この姉弟には絶対何かあるね。

 槙‐修子‐理生の恋愛感情のさや当てより、こっちのほうがはるかに情念として熱く、濃密そう。

 ただの“シスコン弟”と“母代わり背負い込み体質の姉”との共依存…なんて通り一遍な絵解きでは済まされませんぞ。ホント。

 誰に言ってるんだ。

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