郵便受けに手作りのチラシが入っていた。
(文章は下記のとおりですが、実際は黒のインキで一色刷り。菜の花の挿絵はマーカーで手彩色でした。)
作って 食べて おしゃべりしよう
健康で明るい老後のために、月1回、気軽に集い、わいわい言いながらお料理作ってみんなでランチ。
そんな集まりを始めました。
昼食はいつも独りでという方、ちょっと気分転換にという方、お料理を作るのが好きな方、食べるのが好きな方。
気軽に出かけてみませんか? 参加者は60歳以上の方が多いようです。
日時 3月某日
場所 総合福祉センター高麗の郷 調理室にて
費用 材料費400円 申し込みは前々日までに下記の連絡先へ
持ち物 エプロン・三角巾・布巾
更に余白には、手書きでソボクに書いてある。
今月の献立 煮魚(鯖の味噌煮) のらぼうの白あえ 茶碗蒸し ご飯 味噌汁 デザート
もちろん参加した。だが、健康のため、明るい老後のためではないよ。
昼食と、運よく料理が余れば、夕食と合わせて400円で、一とおりの食事ができるのは魅力だからね。
今月は、森生をこの会に誘ってくれたカーじぃが不参加だった。
カーじぃは、いつもは強がっていても神経質。今月はどこが悪いのか、後で電話してみよう。
毎月、20人は越える参加者だが、今月は家庭菜園での農作業が忙しいのか、お花見なのか、僅か16人しか。
あの天麩羅や魚のさばき方が達者で、ばばさまに人気のバンダナじぃを除き、いつもならじじたちはデザート作りに携わるが、何故かこの日は他の3班に散ってしまった。
それもそのはず、今月のデザートは「茹で饅頭」なる難物だったのだ。
茹で饅頭の作り方は、書けば簡単である。
1.市販の甘味付き粒餡を16等分する。(実はこの作業、べとべとして結構難しい)
2、米粉に「水170cc」を加え、薄力粉に「熱湯150cc」を加え、別々に捏ねる。(水と熱湯を間違えないこと)
3.別々に捏ねた米粉と薄力粉をボウルの中で合体させて、力任せに捏ね捏ねして耳たぶの硬さにする。
ところがだ。いつまで捏ねてもべたべたしたまんまで耳たぶになりませんな。
そのうちに汗が目に入る、ユニクロシャツの袖口まで一緒に捏ねてしまう、という始末だ。
爪の間がすっかり綺麗になっても、まだべたべた。
鯖の味噌煮や白和えや味噌汁がそろそろ出来上がるというのに、まだ耳たぶにならない。
手が空いたおばばたちが集まってきて、あれこれ煩いぞ! そんならお姐サマ、やってくんなまし、と。
おばばたち、流石に亀の甲より歳の功。
4.サランラップを料理台に16枚に切り置き、その上にべたべたを置き、粒餡を載せ、
5.サランでラップして饅頭型に丸め、熱湯に投げ入れ、
6、しばらくして、はい出来上がりました。
茹で上がった茹で饅頭は、何ともサマにならない。
森生の汗と爪の垢の所為で、味はなかなかいいけれど、見た目はマサカの饅頭だった▼
もしカーじぃがいたら、責任を擦り付け合ったり、腹に入りゃぁ同じだよ、と嘯くけれど、独りうな垂れる森生。
おばばたちは、その日の温度や湿度に影響され易いから仕方がないわよ、と慰めてくれた。
確かに食ってみれば、同じ饅頭だけれど、口惜しくて情けなくて草臥れて.........。
暖かいお言葉に、むしろ相当凹んだ老後でありました。
つらつら反省してみると、べたべたは温度や湿度が関係したのではなく、熱湯と水の計量違いが原因かも。
「茹で饅頭」を作るなら、「クックパッド」さんを見てからにしてね。
もう一枚の写真は「のらぼうの白あえ」です。
饅頭と白和えしか写真を撮ってるヒマがありませんでした。
なお、挿絵はイメージです
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