林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

陽だまり日向山

2007-02-07 | 風に吹かれて

  日向山(右の雑木山)

 芦ヶ久保駅から、登れば近い日向山(627m)。問題は急坂の連続である。
地図を見ると横瀬駅から登った方が、緩やかな坂道の筈だった。
6番札所卜雲寺の前の道を山に入ると坂道の連続。分け入っても分け入っても坂道、である。よく考えたら、横瀬の方が山頂から遠く、芦ヶ久保より低地にあったのだ。

  果樹公園村最高地点

 やっと辿り着いた「横瀬高原パーク」は休業中。車道に出て少し歩くと、「芦ヶ久保果樹公園村」の最高地点に着いた。よくまあ、こんなところまで人家があるものである。
琴平神社からは階段の連続。果樹公園側は猪除けの防護ネットが延々と張られている。電流を流しているようなので、始め枯れ枝、次指先で触ってみても、なんとも無い。こんなもので侵入を防げるのか。

  武甲山
  木の子茶屋上のろうばい(蝋梅)の花

 ようやく着いた山頂は雑木林で、日差しが暑いくらいだった。
南にある武甲山は逆光で削られた山肌は見えず、青い書割のようだった。時々発破の音が聞こえ、山頂の少し下から土煙が上がるのが見えた。
山頂の少し下の木の子茶屋まで、誰にも会わない山道だった。

  源寿院の観音坐像(西武電車からよく見える)
  道の駅芦ヶ久保から見た果樹公園村

 爪先が痛くなる急坂を一気に降りて、前から気になっていた青い観音像のある場所に登ってみた。
源寿院という新しいお寺である。観音像だけが、異様に立派だった。
 芦ヶ久保駅に着いたら3時。3時間半の山歩きだった。

  芦ヶ久保

 帰りの電車は、秩父から東京方面に帰るオバサンたちで一杯。喧しいこと甚だしい。
飯能までは、昔懐かしい山村風景がまだ辛うじて残っていて、見なけりゃソンなのに、遮光カーテンを下ろして、お喋りに熱中していた。


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