永六輔さんのろれつが回らない。
つい最近の放送では、早口言葉の訓練を戸山恵理さんから優しく指導されていた。
少し前に、永六輔さんの近影が朝日新聞夕刊に載った。
愕然とさせられた。完全にお爺さん顔なのである。
以前、偶然すれ違ったときに、森生がハッとしたら、永六輔さんはキッと森生を見返した。
それを覚えているだけに衝撃的な写真だった。
井上ひさしさんのお別れの会で、丸谷才一先生が弔辞を読んだ。
先生は弔辞の名人であり、確か、弔辞集を出しているはずだ。
新聞で見たので、先生のろれつは聞けなかったが、写真には驚愕した。やはり完全にお爺さん顔なのである。
丸谷先生の随筆集は出るたびに必ず買っている。
話題は縦横無尽、東西南北、前後左右に跳び、痛快かつ愉快だった。
ところが昨年出た「月とメロン」がよろしくない。
文章のろれつが回らず、先生ご自身も、「どこまで書いたっけ?」的な記述が時々あり、お説に付いてゆけない。
だがこれは丸谷先生の衰えではないのではないか。
何故なら、最近町を歩いていて、商店の硝子に映る姿を見て、
あれま、森生にちょっと似てるじいさんだ。
だけど、あんなになりたくないね。もっとシャンとしなくちゃな。
などと自分のこととは知らずに自己批判をしていたのだ。
だから丸谷先生の筆力より、森生の読解力が衰えた、というべきかもしれない。
最新刊の「人間的なアルファベット」も買った。
腰巻には、
エロスとユーモア溢れる 丸谷版”A to Z”
ACTRESSからZIPPERまで........
色っぽくて面白い!
知的雑学満載の、軽妙洒脱な”よみもの辞書”
とある。
最近こういう話題が怖くなっている。
もっとシャンとしてから読むことにして、和田誠さんのほのぼのとした挿絵だけを楽しんでいる。
永六輔さんの近影と記事は、asahi.comの「追憶の風景」をどうぞ。
丸谷先生の弔辞の要旨は、削除したようです。記事は7月3日朝刊の文化頁に載っていました。
挿絵は「人間的なアルファベット」(講談社)の扉絵と、「月とメロン」(文藝春秋)の「陰謀論について」から。
黒澤監督の「七人の侍」の木村功が演じた若侍役のオーディションを受けて最終的に落選したとはご自身の言葉。
「土曜ワイド」は聞いてて痛々しいのだが、「がんばれ」メッセージも多いとか。
(≧ヘ≦)
アタシのろれつが回らないのは 入歯の所為ですからね
ご面相については
髪が抜け 目尻が下がり 頬が弛み シミが浮かび 鼻毛が生え...........
恨めしやぁ~
そのこと(お爺さん)だと書こうと思ったのですが せっかくのイメージ壊してはいけないと・・。
永さんがらみの集まりによく行ってましたが びっくりするほどお爺さんになりました。
ステージの上でも 口あけて居眠りしています。
奥様の昌子さんが亡くなって 急に年を取られましたね。
同じ集まりで 岸田今日子さんもそんなことありましたが 直後に亡くなりました。
入歯亭六輔と言う名で 入歯亭泰久(矢崎)さんと漫才をしてますが 今年は無理かも・・?
数年前 永六輔さんの講演会に行きました
ろれつは良く回っていましたが 腹が異様に膨らんでいて ビックリしました
永六輔さんのラジオは聞きたい けれど 痛々しい
退き時を決めるのは 難しいことですね
森生は 荷物を片付け始めました