林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

全員退職

2007-02-05 | 床屋放談

 荒れ地

 夕張市では市役所の部長次長が全員退職するそうだ。部長が12人もいて、次長が11人もいたそうだから、随分大勢のぼんくら幹部がいたものだ。
全員が辞めるのは、早いうちに辞めないと受け取る退職金が目減りして、給料も減ってゆくからだ。これは敵前逃亡である。
こういう無責任な卑怯者を、近隣企業は再雇用したら、その企業も潰れる。
全員懲戒解雇して、自前の成人式を挙げた若者たちを、市の幹部にしたらいい。
 夕張市がこうなったのは、歴代の市三役、市会議員、市職員の所為である。
退職金の支給は、財政再建を果たしてからでいい。

 マスコミは行政サービスの悪化に怒る市民を、同情的に報道する。
しかし、市民の多くはこれまで全てを、行政にまかせっきりにしていたのではないか。
市民にも責任があるはずだ。
老人の困惑を扇情的に取り上げるよりも、歴代の市の幹部や議員たちの、暮らしぶりや、責任を自覚しているかどうかを、報道して欲しい。

 とはいっても、市会議員や一般の市職員も財政破綻に気付かなかったのだから、市民を責めてもしかたが無い。
 破綻寸前の自治体は2割もあると聞く。
だから、夕張市のようにならないために、住民は行政のどこを、どう点検したらいいか、マスコミは教えて欲しい。全国の自治体を分析して、成績表を公表して欲しい。

 日高市が経費を全額負担した成人式も無事に終わった。2月の広報誌は着飾った成人式の女の子の写真を掲げ、相変わらず、すべて世は事も無し、である。
ここは埼玉県だが、あと数キロで夕張市かもしれないのに。


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