林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

苦しいお散歩

2013-05-07 | 風に吹かれて

子どもの日。「お散歩マーケット」へ行ってきた。
場所は隣町飯能市の山奥、間野黒指(まのくろさす)と細野という小さな山村である。

飯能駅からバスで凡そ30分。片道430円。
花々が咲き乱れる二つの村は、空に手が届くような村だった。

八王子城落ち武者集落の21軒が狭い庭先ばかりか、広く古い座敷を開放。
軽食や野菜や手工芸品を販売するので「マーケット」である。

だが「お散歩」は如何なものか。
道は良く整備されているものの、険しい坂道が続き心臓が破裂しそうだった。

山道で町から来たおばばが、旦那さん元気だねぇ、と褒めてくれても返す言葉も出せなかった。

上り坂はキツい。
しかし上がるほどに景色は素晴しくなる。記念品付きスタンプ巡りもありる。
ガヤガヤと民家を覗きながら、老幼男女でも村の天辺まで上がってしまう仕掛けだ。

天辺の草原がこれまた素晴しい。
同じ飯能の山上にある有名なユガテよりステキな桃源郷で昼飯。
昼前にうどんや赤飯は完売。飯能駅でコンビニ弁当を買っておいたのは正解だった。

更に坂道を細田へ向かう。
よくもこんな険しい山奥にまで杉を植林したものだ。これじゃ管理も出荷も無理だね。
兄ちゃんたちが「もうダメだ」と喘ぎながら、森生を駆け足で追い越したのはエライ。

細田から出発点の間野黒指バス停までは、たまに住民の車が通る舗装した下り坂になった。
爽やかな緑の風を精一杯吸い込みながら、秋にまた来よう、と思った。

 

企画した住民の皆さま、それを推した飯能エコツーリズム推進室、ありがとう。
帰りの乗客を要領よく捌いた国際興業バスの社員さんも、お疲れさま。

欲を言えば、住民の方々と親しく雑談したかった。
特産のお土産品をもっと沢山開発しておいて欲しかったです。

秋には間に合わないでしょうが、来年の子どもの日までには育ててね。

「林住記」読者の方々に、特別にお土産があります。明日の記事を是非ご覧下さいね。

130507



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