この迫力の感動は、きっと忘れない。
打ち上げ花火を由比ガ浜で最後に見たのはいつだったか。
しかし、初めて見た時のことは忘れない。
夕方、海岸で打ち上げる花火の音が、遠い谷間の家まで聞こえてきた。
暗くなってから、急に母に誘われて花火を見に行った。
海岸近くに、母の姉が住む家があり、そこに寄った。
縁側から眺めた後、暗い海岸を歩きながら花火を見上げた。
花火の見事さと、近くで聞く大音響に感動するより、魂消たものだ。
母に連れられて遠出した思い出は、花火大会の夜だけである。
あの時、母は家に帰りたくなかったようだ。
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