穴

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　ヒサカキの密林を伐採している斜面に穴があった。
足を突っ込むと危険なので、枝や葉を詰め込んで塞いでおいた。

すっかり切り開いて明るくなった斜面をよく見ると、新しい土が盛り上がっていた。
土はこの前塞いだ穴から掻き出したようである。

穴はこの山に棲む猪一家が餌を探して掘りかけたものかと思っていたが、野兎か狸か、........もしかして鼬（いたち）だったら大変なことになる。

そういえば、この辺を伐採していた時、糞の匂いが強く、猫なんか居る分けないが、踏まないように気をつけながら作業した場所である。

ゴメン、ゴメン。
始めから分かっていれば、周りの密林を残したものを。
余計なお節介だったね。

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ヒサカキの密林のお節介な作業は既に４ヶ月を過ぎ、落葉樹林帯約１０００坪は終了。
この１ヶ月で雑木林東南の急斜面側を済ませた。
残りの密林は暗い檜林であり、やり始めたらキリが無い。
後は枯枝倒木の整理整頓作業を済ませ、夏までお休み、としよう。
街歩きもしたくなったし。

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夏になったらフィトンチッドが充満している、涼しい檜林内のヒサカキの伐採を仲間の樵たちとしたいものである。

１．狸穴か？鼬穴か？
２．穴を見つけた斜面。
３．伐採前の斜面（3/5撮影）。
４．その内部は倒木や枯枝が散乱する密林状態だった。
５．伐採後の斜面。撒き散らしたヒサカキの枝葉は落葉と同じ色になった。
６．急斜面なので土止めの為に伐採したヒサカキや倒木を等高線に沿って並べた。
　　緑は草ではなく伐採したヒサカキの枝葉。３週間も経つと２．５．のように目立たなくなる。