初めてお参りした成田山には脱帽だった。まさに、畏れ成田の新勝寺である。
大本堂・平和大塔・光輪閣の巨大さに圧倒され、高低差を生かした伽藍配置と、大群衆を捌くための巧みな導線に感心した。
大本堂の背後から、その奥の窪地にある成田公園は、誠に手入れが良く、毎日掃き清めているようだ。
上り下りに恐れをなして、何度か引き返そうとしたが、結局、三つある池を全て巡り歩き、平和大塔に登り、広大な境内を一周してしまった。
固い蕾を付ヶた老梅の枝振りは良く、湯島天神に勝る。
緩やかに折れ曲がり、坂道がある参道は、電柱と電線を取り払い、車両は進入禁止。道幅は適度に狭く、歩き易く、大いに気に入った。
立ち並ぶ古い木造旅館や鰻屋には風情がある。蔵造りの店も、店先に並べた品物も面白く、珍しいものが多い。
この町で、一宿か一飯くらいはしてみたかったが、どの店先も大行列。諦めるしかなかった。
身体がふわふわよろよろする。6時に摂った朝食はとっくに消化し、昼飯がまだだった。
2時を過ぎたというのに、参道の鰻屋は行列だ。駅前でマックにしようかとしたらちょっとヒマそうな鰻屋があった。
これ、大奮発した鰻重です▼ 店内に煙が漂ってなかったので、仕入れものかもしれないが、まぁ結構でした。
家の玄関から、お寺の総門まで3時間の近さだ。京成電車は特急でも特急券は要らない。
節分には梅が咲いているだろう。参道各店の品揃えと周辺の地形をもっと探索したい。また行きたいね。
160107
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