林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

サザエさんちへ

2007-03-05 | 風に吹かれて

  羨望レストラン遠望。

 世田谷美術館のレストランは評判がいい。
ところが、日曜日の所為か洒落た廊下には大勢の行列。おフランス料理で結構高い。
それで、諦めた。

  天盛イメージ。

広い砧公園を横断して、美しい緑道を歩いていたら偶然「長壽庵」という蕎麦屋があった。
手打ち盛蕎麦に天麩羅付きで1150円。蕎麦は腰があり、汁は美味。天麩羅もなかなかのもの。蕎麦通の保谷偏屈さんも知らなかった名店で、お勧めです。

 クリアファイル150円。

 用賀駅から桜新町駅、サザエさん通り、「長谷川町子美術館」まで歩いてしまった。
東京中の道に詳しい偏屈さんと一緒だと、道に迷うことは無いが、十二分に歩かされる。信号が変りそうになると、走って渡るので相当草臥れる。昨日は4月並の暑さだったので尚更疲れた。

 サザエさんスタンプ1。

 「長谷川町子美術館」は家族連れと高齢者で混んでいた。
町子さんが集めた日本画は、有名作家作品もあるが、あまり大したものは無い。
それよりも、磯野家の住宅大型模型は懐かしく、磯野・フグ田家の家系図は大変に勉強になりました。
 町子さんの姉の毬子さんが描いた水彩画2点は、A・ワイエスに負けない上手さ!
絵を続けていれば、間違いなく大画家になったはずである。

 お土産品売り場が楽しい。漫画は当然ながら、サザエさんお菓子まである。買物袋700円を買わなかったことを後悔している。
スタンプ押すのに行列しました。

 サザエさんスタンプ2。

 サザエさん通りは残念ながらシャッターの下りている店が多い。
和風喫茶「紫光庵」に入った。若い着物の女性が一人で切り盛りしている6席の小さな店。ほかに4畳半に見せた実質2畳の畳席がある。
女性は倉敷出身。夏でも着物姿。

 ここの飼い猫ミーちゃんは美猫。赤ん坊の時に自分から店にやってきて、そのまま居ついたそうだ。三毛なんだけれど、黄色が無く、ペルシャ系の淡い赤茶色が、絶妙に混じっている。
しかも、人懐っこく可愛い。日高のスレッカラシ猫とは大違いで、気品すらある。
 ご主人の帯のお太鼓に飛び込んで、飛び降りる芸当を見せてくれた。TV東京に出演した時は、普通2日かかる撮影が、直ぐ慣れて20分で済んだそうだ。

 話が楽しい女主人手作りの、桜の蕾入り羊羹とお薄は美味だった。

◎グルメ情報◎
紫光庵の羊羹お薄700円は長谷川町子美術館入館者優待価格です
長壽庵電話3709・3788


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