迷わずに股引を穿いていった。
枯木を何本か伐採しているうちに、少し暖かくなってはきた。
1時間ほどして女性達が夫々の自宅で用意した料理を持ち寄り、芋煮会が始まった。
昨夜作った薩摩汁をガスコンロで暖めて頂いているうちは良かった。
よく冷えたビールも美味かった。
酒の種類が多く、あけび酒、焼酎、その他日本酒.........。
昨日作業中に広報「ひだか」の取材があり、近く表紙を飾るという。
危ないところだった。
正月早々には安全祈願祭と称する宴会がまたある由。
腹の脂肪が落ちる暇無し。
薩摩汁が腹に納まり、お煮しめやサラダや酢の物に進むと、日陰の宴会場はしんしんと冷えてくる。
脳味噌はボッポポッポと薩摩汁しているが、冷気が足下から顔面にまで及び、唇がこわばり、だんだん舌が回らなくなってきた。
こういう不思議な体感は始めての経験である。
酔ったのではない。凍死寸前、つまり臨死体験であったのだ。
夕方、目が覚めて、そう思う。
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