林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

伐採の後

2007-12-13 | 高麗便り

 
 

 昨夜から雨が降っている。

数日前に近くの雑木林が伐採された。
木が大きくなり過ぎ、枯枝が道路に落下する危険があるし、近隣の住宅には大量の枯葉を撒き散らすので、事故や苦情を恐れる雑木林の所有者としては当然の作業である。
残念ではあるが、やむを得ない雑木林の循環である。

伐採した木は椎茸のホダ木にするそうで、枝葉を付けたまま乱雑に横たわっている。
片付けない理由は、枝や葉を付けたままの方が乾燥が速いからだ、と。
春先に適当な長さに切り、運び出すそうだ。

今後の作業を考えれば当然の措置とは思う。
だが、春先まで毎日、無残な光景を見るのは辛いことである。
雨の中で、雑木林が泣いているようである。



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