晴れ上がった空に乾燥した強烈な北風が吹く。
雑木林が轟々と唸り、時々枯枝が折れて落ちてくる。
山の中に人の気配は無く少し怖いけど、きれいな酸素を独り占めするのはいい気持ちだなぁ。
日本気象協会が季節を表していてお薦めしたいという37の言葉を発表した。
中国伝来の二十四節気は古臭く、現実の気象に合わないので、元祖に代わる日本版の提案だそうだ。
因みに5月は「風薫る・鯉のぼり・卯の花」である。
へーえ、洋花が日本中を席巻したイマ、卯の花なんか知らない人が多いんじゃないか。
そのほか各月を点検すると、バレンタインデーやクリスマスを入れたり、原爆忌があったりと軽薄軽率でバラバラ。
俳人や暦の研究家などを交えて、2年間も検討した結果がこのお粗末。とても使えませんな。
丸谷才一先生がご存命なら、こてんこてんにやっつけたに違いないよ。
5月には「青嵐」を入れてほしかったです。
記事は朝日新聞4月26日朝刊から。この宇佐美さんの記事も何かモノ足りない不思議な内容ですな。
多分、穴埋め記事なんでしょう。他人のことは言えないけどね。
130512
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