初雪ふる
いつもの3爺で、川越市立美術館へ相原求一郎の展覧会を観に行った。
この美術館はちょうどいい広さである。
宣伝しないので、空いていていい。
相原の絵は、殆どが晩秋から早春までの北海道である。
絵は暗鬱だが、相原に限り、この暗さ・厳しさが以前から大好きだ。
しかし、絵に近付くと繊細な筆使いが見える。
暗さの底に暖かい抒情が潜んでいる。
ひとすじの雪
是非観たいと思っていた「岬の家」は前期で展示終了。
日曜美術館で、北海道出身の高橋恵子嬢が絶賛していたのに残念だった。
絶筆にもかかわらず、生涯最大の号数になった「天と地」には圧倒された。
相原は天領・川越の裕福な商家の跡継ぎだった。
暇を作っては、秘書を連れ、度々北海道へ取材に行った由。
美術館には相川作品を常設展示する記念室がある。
コンカルノ渡船場
昼食は3爺で隣の市立博物館に移動。
入館料が要らない「山吹」の豚肉生姜焼き定食800円に満足。
ここも空いていて、坪庭の景色がいい。
蔵の街通りは平日にもかかわらず観光客で混雑していた。
県立川越高校卒じぃの案内で路地を通り抜け、古い小さな喫茶店へ。
話題は森羅万象に及び、気が付いたら夕暮れだった。
蔵造りの「亀屋」で、朝食用に豆大福2個を購入。
他の作品は過去記事「相原求一郎絵葉書展」と「初恋の痛み較べ」をどうぞ。
190215
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます