発売当初、多く評論家がこのアルバムをアベレージもしくはアベレージ+αと少し厳しい評価を下していました。
当時このアルバムは、CDではなくカセットで購入し車の中で繰り返し聴いていて、個人的には非常に聴きやすいアルバムだったと思っていました。前作同様、エディ・ヴァン・ヘイレンのギターとメロディアスなキーボード、そしてリズム・セクションのサウンドが合わさってしっかりと曲が作り込まれています。
確かに、初代ボーカルだったデビット・リー・ロスのボーカルは非常に高い評価を受けていましたが、このアルバムでは、2代目ボーカルのサミー・ヘイガーも彼の持ち味を十分に出していて非常に良い印象を持ちました。またボーカルがサミーに交代して発売された前作と今作が全米一位を取ったことからして、当時の一般のリスナーは、評論家ほどクリティカルなものではなく、非常に好感を持って受け入れていたと考えられます。
それでは、1986年発売のVAN HALEN8枚目のアルバムOU812からシングルカットされたWHEN IT’S LOVE 聴いてみてください。
Van Halen - When It's Love
ジャケットの写真は、ビートルズのWITH THE BEATLESのオマージュではないかと言われています。