再び、レコード棚をガサゴソ。
ありました、坂本龍一が1978年発売したデビュー・アルバム、千のナイフです。
坂本龍一といえば、世界で活躍するミュージシャンでよく“教授”と呼ばれることがあります。
このデビュー・アルバムの写真からは、 松武秀樹がこのアルバムのコンピューターやシンセサイザーのプログラムを担当していたことから、まるで架空の大学にある冨田勲研究室の松武秀樹と同期の院生のような存在を妄想してしまいます。
このアルバムは、テクノ、クラッシック、効果音そしてその他諸々の音が混じりあった、YMO誕生前夜のようなサウンドとなっています。そして、数曲で渡辺香津美が超高速でギターを弾きまくっていて、それらはこのアルバムの聴きどころの一つとなっています。
今、同じような音を作るとなると、もちろん坂本龍一や渡辺香津美のようなピアノやギターの演奏に熟練した人たちが必要ですが、シンセサイザーの音や効果音そしてそれらのミキシングなどは、現在の技術力をもってすれば比較的簡単に出来るものと思います。
冨田勲が、それよりさらに前の時期にシンセでクラッシック・アルバムを作成したのと同様に、このアルバムでも制作に膨大な時間が費やされ、また多くの機材の投入があってやっと完成されたました。
現在、PCを使っていとも簡単に制作されている電子音楽は、70年代におけるこれらの実験的なサウンド制作の取り組みがあって進化してきたのであって、彼らの当時の地道な作業は高く評価されるべきものと思います。
いつもであれば、是非一度聴いてみてくださいとなるのですが、やはり実験性が高い作品で万人受けはしないと思いますので、今回は興味のある方だけYOU-TUBEで千のナイフの音源検索してみてください。
かく言う私も、37年前にレコードを買って数回聴いたのみです。そのため、今回そのレコードを改めて聴いてみたのですが、なんとスクラッチ音がほとんどない新品のレコードのように聴こえました。
助手:千のナイフの千ってどう言う意味ですかね?
博士:よく判らんのう。千という数字で思い起こすのは、千昌夫とかジブリの千と千尋の神隠しなんかが浮かぶのじゃが、ワシとしては、かなり昔のMIND YOUR LANGUAGEという英国のテレビ番組で、日本でオンエアーされたかは判らんのじゃが、英語学校が舞台でいろいろな国から来たステレオ・タイプの生徒と英語の教師が繰り広げるおばかコメディーだった。
そこで、インド人の生徒が何か失敗をやらかした時の、キメ台詞にA THOUSAND APOLOGIES(大変申し訳ない)とインド人特有のアクセントであやまるのじゃ。これが面白くてのう~
助手:謝る数が、百や万ではなく、千なのですか?
博士:そうじゃ。どうゆう訳か英語では千なのじゃ。千の風に~、千の風になぁーって~♪♪
助手:風じゃなくって、ナイフですよ!
博士:オ~ これはしまった。 A THOUSAND APOLOGIES!
ありました、坂本龍一が1978年発売したデビュー・アルバム、千のナイフです。
坂本龍一といえば、世界で活躍するミュージシャンでよく“教授”と呼ばれることがあります。
このデビュー・アルバムの写真からは、 松武秀樹がこのアルバムのコンピューターやシンセサイザーのプログラムを担当していたことから、まるで架空の大学にある冨田勲研究室の松武秀樹と同期の院生のような存在を妄想してしまいます。
このアルバムは、テクノ、クラッシック、効果音そしてその他諸々の音が混じりあった、YMO誕生前夜のようなサウンドとなっています。そして、数曲で渡辺香津美が超高速でギターを弾きまくっていて、それらはこのアルバムの聴きどころの一つとなっています。
今、同じような音を作るとなると、もちろん坂本龍一や渡辺香津美のようなピアノやギターの演奏に熟練した人たちが必要ですが、シンセサイザーの音や効果音そしてそれらのミキシングなどは、現在の技術力をもってすれば比較的簡単に出来るものと思います。
冨田勲が、それよりさらに前の時期にシンセでクラッシック・アルバムを作成したのと同様に、このアルバムでも制作に膨大な時間が費やされ、また多くの機材の投入があってやっと完成されたました。
現在、PCを使っていとも簡単に制作されている電子音楽は、70年代におけるこれらの実験的なサウンド制作の取り組みがあって進化してきたのであって、彼らの当時の地道な作業は高く評価されるべきものと思います。
いつもであれば、是非一度聴いてみてくださいとなるのですが、やはり実験性が高い作品で万人受けはしないと思いますので、今回は興味のある方だけYOU-TUBEで千のナイフの音源検索してみてください。
かく言う私も、37年前にレコードを買って数回聴いたのみです。そのため、今回そのレコードを改めて聴いてみたのですが、なんとスクラッチ音がほとんどない新品のレコードのように聴こえました。
助手:千のナイフの千ってどう言う意味ですかね?
博士:よく判らんのう。千という数字で思い起こすのは、千昌夫とかジブリの千と千尋の神隠しなんかが浮かぶのじゃが、ワシとしては、かなり昔のMIND YOUR LANGUAGEという英国のテレビ番組で、日本でオンエアーされたかは判らんのじゃが、英語学校が舞台でいろいろな国から来たステレオ・タイプの生徒と英語の教師が繰り広げるおばかコメディーだった。
そこで、インド人の生徒が何か失敗をやらかした時の、キメ台詞にA THOUSAND APOLOGIES(大変申し訳ない)とインド人特有のアクセントであやまるのじゃ。これが面白くてのう~
助手:謝る数が、百や万ではなく、千なのですか?
博士:そうじゃ。どうゆう訳か英語では千なのじゃ。千の風に~、千の風になぁーって~♪♪
助手:風じゃなくって、ナイフですよ!
博士:オ~ これはしまった。 A THOUSAND APOLOGIES!