司会:一週間のご無沙汰です。ゾー印スターものまね歌合戦の時間がやってまいりました。わたくし、司会の玉起きヒロシと申します。今回は、1000回記念といたしまして、英国より特別のゲストをお招きしております。
それでは、登場していただきましょう! 英国からわざわざこの日の収録の為に来日されました、プログレ・ロックの雄、イエスの面々です。
イエスの面々:ハロー!ジャパン~。オゲンキデスカ?
司会:ようこそいらっしゃいました。ジョンさん、今日は、一体誰のモノマネをやっていただけるのでしょうか?
通訳:ペラペラ、ぺラぺーラ。
ジョン:ペラ、ぺラぺーラ、ペラ。
通訳:アメリカのロックバンドのモノマネをするとのことです。曲名はLADY OF LAKEです。
司会:わかりました。それでは、歌っていただきましょう。はりきってどうぞー LET’S PLAY MUSIC~
ジャーン、ジャカジャカ、ジャーン~
司会:ありがとうございました。しかしジョンさん、これって、イエスそのもので、モノマネになっていないじゃないですか? それに、この番組は、スターが他のスターのモノマネをする番組なんですが。
通訳:ペラペラ、ぺラぺーラ。
ジョン:ペラ、ぺラぺーラ、ペラ。YOU GOT IT?
通訳:アーハァ、オー、アイシー。玉起きさん、わかりましたよ。スターって聞いていたので、アメリカのロックバンド、スター・キャッスルのモノマネをやったって言ってます。
司会:誰それ?
そう、スター・キャッスルとは、イエスの音楽に憧れて、プログレ・バンドを結成した連中で。ボーカルは、REOスピードワゴンの初代ボーカルのテリー・ルトゥレル。彼は、デビューアルバムを発売後REOを脱退し、このバンドに加わった。また、REOの2枚目のアルバムはケビン・クローニンがボーカルを担当した。
このアルバムは、1976年発売で、スター・キャッスルというバンド名がアルバムのタイトルにもなっている。一言で言えば、ジョンのいない今のイエスのような感じ。まあ、イエスのパクリと言われれば、そうなのかもしれないのだが、 個人的には複雑な曲を一生懸命演奏しているところに好感がもてる。イエス・ファンの皆様、イエスの初代ギタリストがいたフラッシュだけでなく、こちらの方もコレクションに加えてみてはいかがですか?
司会:それでは各賞の発表を致します。イエスは?
音楽:ジャジャジャ、ジャーン~
司会:イエスの皆様は? スターが頭についた無名のバンドのモノマネをすると言う非常に高度なボケをかましていただいたので、”ユーモア賞”と致します。副賞としまして美味しいご飯が炊ける、電子ジャーお持ち帰りいただきます。
今週のゾー印賞は、大胆な選曲で、キング・クリムゾンのエピタフを歌っていただいた、ザ・ピーナツのお二人でした。
それでは皆様、また来週!
ジョン:俺、ご飯まったく食べないんだけど。
と言うようなことが、70年代に実際にあったかどうかは定かではない。
STARCASTLE - Lady Of The Lake
ザ・ピーナッツ 「エピタフ」 (キング・クリムゾンカバー)