1973年、ローウェル・ジョージ率いるリトル・フィート3作目となる渾身のアルバム、Dixie Chikenが出た。
南部のルーツ・ロックが芸風で、このアルバムでもそれを象徴するかのようにテネシー州メンフィスとかルイジアナ州ラファイエットなんて南部の地名も登場。
特定のリスナーからは高い評価を受けるものの残念ながらあまり売れなかったそうな。全国区の人気を得るにはまだまだ地味な存在だったのかな?
リーダーでスライドの名手ローウェル・ジョージはカリフォルニア出身で、同じカリフォルニア出身でドロっとした南部サウンドを求めたCCRと方向性はなんとなく似ていた様な気もするし、個人的にはもう少し一般ウケする様なロックンロール1−2曲ブッ込めばもっと人気が出たかも…
キーボードのピル・ペインなんてドゥービー・ブラザーズのレコーディング・セッションでポップな曲弾きまくっていたしね。
まあ、リトル・フィートとしてはそっちじゃない!ってことだったのかな?