ウイングスの世界ツアーが終了し小休止の後1977年のウイングスは再び始動。
冬のロンドン、アビーロードスタジオで新作のレコーディングをすたとさせ、その後カリブ海、バージン諸島沖に浮かぶクルーザー内でのレコーディング再開したもののギターのジミー・マカロックとドラムスのジョー・イングリッシュがバンドから脱退。
リンダの産休もあってポールとデニーの2人でアルバムを仕上げる結構ドタバタ騒ぎとなるも、1978年に待望のアルバム、London Townがようやく完成。
(CDのボートラ、Mull Of Kintyreが英国で大ヒットした。)
ただ数々のヒット・アルバムを出し、さらに世界ツアーを成功させたポールにとってはメンバーの脱退なんてどこ吹く風。周りがどうあろうと自分自身のやりたい事をやれば自ずから満足のいく結果が出ると言う、かなり自信に満ち溢れた時期だったのだろうか。
アルバムは全米/英、それぞれ2位/4位と大ヒットを収めた。
Band On The Runの様な一般受けする派手な曲はなく全体的にはちょっぴり地味な印象かも知れないが、収録された曲はそれぞれがしっかり作り込まれている。