それまでメンバー各自がソロ活動に励んでいたムーディ・ブルースがついに活動を再スタートさせた。
ついに1978年、待ちに待った新生ムーディー・ブルースとして8枚目のアルバム、Octaveが登場したものの少々期待外れの出来だった。
そしてその3年後、キーボード担当のマイク・ピンダーの脱退により何とあのイエスに在籍したパトリック・モラーツをリクルートし、バンドを再構築して完成させたアルバムがLong Distance Voyagerだった。
またプロデューサーにはそれまで新生ムーディー・ブルースのアルバムをすべてプロデュースしてきたトニー・クラークが外れ、ステイタス・クォーなどロック系バンドのプロデューサーだったピップ・ウィリアムスが起用された。
バンドの作風はプログレからよりポップになって、何と全米1位を記録する大ヒット作となった。
アレっ!そう言えばあの哀愁漂うメロトロンの懐かしき音色も聞こえなくなったね。
かってのプログレ志向の尖った作風も80年代となればその時代と共に変遷していくのは必然なのかも。