明日は七夕、7・6
昨年の七夕は雷鳴を伴った雨。
それが今年は早々に梅雨が明け毎日が夏日、昨年見られなかった天の川が今回空一面広がっているはずなのに見えなかった天の川。
いつも街全体を覆う明かりのせいで、見えるはずの天の川は明かりの中に沈み、見えない。
長くこの町に住んで居るが、住み始めた頃は天の川の切れ端が望めたが、今ではその切れ端さえ見えない。
今日も広がる明るい空、いま見えるのは数粒の私の涙かな。
七夕
五節句のひとつ七夕
その七夕が私の記憶から消えつつあるいま
七夕は単なる一年の通過点
そう言ってしまえば全てがそうなる
7月7日の七夕
あの頃無垢の心で
自分の想いを素直に短冊に書いて
笹に吊るした幼い私
その頃の空には眩いばかりの星が無数に散らばって
天の川となって見られたのに
今では数個の雀斑の星
天の川は夢
そう幻
もう夢でも無理かも知れない
この町では。
今年の天の川は夏空の下で見ることが出来たが、その天の川は街全体を覆う明かりで遮られ、見えたのはいつもの数個の切れ端、あの綺麗な星の流れの天の川、
もうこの町では無理かも知れない、そう思う七夕。
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