数日吹き荒れた乾いた風

久しぶりに風が落ち着いた朝
かなり落ち着いてきている今日の陽射し
和みを感じる。

からっ風、
北西には雪雲の塊が立ちはだかり、
その塊から吐き出される冷たい冷気が街の中を吹き荒れている。
色褪せた常緑樹の木の葉をユサ・・激しく揺さぶり、扇いでいる今日の風。
私が僅かに曝す素肌から容赦なく温もりを奪い、陽が高く昇っても一向に衰えない風、
彼方の雪雲の塊の下では激しく雪が舞い、すべてを雪で埋め、蔽い、行動を遮断して、
歩みと活動を牽制している風、
町を訪れる頃には更に冷たさを増し、温もりを容赦なく奪う風、
この苛立ち、いつまで続くのか・・・そう思いながら今日も空を見る。
青

美しい顔しているのに
内面は険しく
その感情は激しく
一突きとなって我身体を貫く
青の冷気

空の青
綺麗に澄んで爽やか
いい表情
その心は冷たくて冷酷
読めない

その澄んだ美しい表情から
吐き出される罵声に　
私の僅かな温もりは強引に奪われ
昨日も
そして今日も
明日も
・・・
和みの一雨を待つ。