最後の藪椿
藪椿の散り藪椿の終演椿藪椿一花の燻り風、朝は余り気にならなかった風、昼前から強く吹くようになって騒がしい感じがする。陽射しはかなりあるのに日陰で浴びるとひんやりして肌寒く、花冷え?......
早春の藪椿
早春の里山の谷筋から尾根にかけ生える藪椿が咲く頃は冬の寒さが浅い谷筋に残雪となって残り、咲きを邪魔しているせいか花は疎ら。
まだ谷に落ちる陽射しは弱く谷に落ちて来る風も冷たくその冬の名残が残るなかで咲いて春を告げる藪椿の表情も硬く和らいでくるのは陽射しが高い昼過ぎ辺りから、
その咲く花を求め歩く人は少なく、咲き始めの花は余り人目に触れることなく散っていく早春の里山の藪椿。
藪椿の花
早春のなかでうもれ咲く赤い一輪
花に温もりはなく項垂れ
顔色は沈み
半開の唇から芳香が香る
その匂い
恋多き女の香り
終る恋に未練が残るのか
咲きに躊躇する姿が愛おしい藪椿。
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