花の散り
花の終演寒椿寒椿寒椿の店仕舞い寒椿が散る頃寒い・・・散らばる火の粉のような花びら散らばる紅色に鮮やかさを感じないのは、冷え切った森の空間のせいか花の少ない冬、露地で咲いているのは異......
花の散り
花の少ない冬にあっても花の散りはある。
この寒々とした冬のなかで目にする花は寒椿と水仙、その寒椿もそろそろ終盤を迎え涙する日が多い、その反面水仙がこれからピークを迎える。
この二つがいまの時期のメインボーカル、寒椿が恋の終わりを歌い、水仙が恋の始まりを歌う冬の最中。
恋の別れを悲しむ寒椿の流す一片の涙、時折激しく肩を震わせ泣きじゃくり大粒の涙を冷たい地表に落とし想いでを引きずる寒椿の花びら。
花の散り
四季のなかで花がみせる
散りと終わり
一年草は季の咲で終わり
多年草は散りの後に次の季があり
その散りに愁い恋心を残し
花がPageを閉じる
散り
巡る四季のなかで花が描く
咲と散りの恋歌。
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