花の散り

花の終演

寒椿寒椿寒椿の店仕舞い寒椿が散る頃寒い・・・散らばる火の粉のような花びら散らばる紅色に鮮やかさを感じないのは、冷え切った森の空間のせいか花の少ない冬、露地で咲いているのは異国生れの......

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花の終演
花によっては一年で終わるものもあれば多年草とか樹木の花などのように毎年咲いて花を終える等その咲きと終わり方はいろいろ。
花の終焉は季節により違うし花の種類でも違う、
その花のなかで古から慕われ春になると多くの他人が集うさくらの散りは終焉でなく終演、ひとつのstageが終わり幕を閉じ次回の公演は次の春、
人々はその舞台を春まで待ち、その開演が近づくと心ときめく桜の開演。

終焉

永久の別れ
そう聞くと嫌な気持ちになり
終演と聞くと次の公演が待ち遠しい

ひとつの形が終るのは
感動が伴うほど終わりが切ない
それが一花の散りであっても
その別れは寂しく哀しい

形あるものに必ず訪れる終焉
それが定め
そう分かっていても哀しい。