四季の旅人

私のブログは生きるを旅として、四季を歩きながらその表情を文に纏めているのが私のブログです。

雨後の朝風景

2013-07-24 | Weblog
から
濡れた路面。
昨夜はかなり降ったのか路面が濡れている。
その割には涼しさはなく、この雨の後に北の風でも吹いてくれれば涼しいのにそう思っても風の吹く兆しはない。
この雨も朝の内だけか、そう思わせるかのように蝉はいつもの時間で鳴き、この雨が齎した清涼感も悪戯に蒸し暑さを助長させただけの朝になっている。
この雨では、一服の清涼剤にもならず、雲から除く陽射しで雨に濡れた路面がみるみる内にいつもの顔に戻っていく、今日も夏空で暑い。
濡れ



雨が降ったのか久しぶりにすべてが濡れている

この空気この表情
いつもとは違う朝の顔
雨の跡が残る草地の中を慎重に拾いながら歩く
ひんやりした雨水の感触
心地よさ
久しぶりに味わう雨水の食感
おいしい・・・

でもこの感触朝の内だけ
眩しくなるにつれ直ぐに蒸発し
いつもの表情に戻り雨水の絡む感触はない

濡れ
昨夜の雨が仕掛けた儚い花火
いま陽射しで打ち上げられ夏空に散る。

久しぶりの降雨ですべてが濡れた今朝の表情を見ると涼しそう・・・そう思って外に出ると瑞々しい割にはひんやり感はなく、なんかべとっとしている。
少し早足で歩けばいつもと変わらない汗が身体に纏わりついて、すべてを剥いで再結成したくなる雨後の朝。
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