四季の旅人

私のブログは生きるを旅として、四季を歩きながらその表情を文に纏めているのが私のブログです。

撫子

2012-08-16 | Weblog
余り山野で見かけない撫子
秋の七草を探すのも最近は骨が折れるこの頃
出会うと

セミ、
8月も中旬、空も、樹木の緑も、暑さも、未だに夏、
少し変化が見られるかな・・・と思うのは固い熱さの残る路面に散らばる、一足早く別れを告げた抜け毛の数枚の落葉。

朝からぼとぼと落ちる汗、いまはなく、爽やかとまでは行かないが、
「おや、さほど暑さを感じない、落ち着いた大人の表情になっている」そう思う朝、
いつもの忙しい鳴き声はなく、ここ二三日は陽が高くなってからセミは鳴き始め、その鳴き声のなかに法師の鳴き声を聞いて、「もう秋を肌で感じる頃」そう思うがこの夏模様、一向に変わる気配を感じない。
撫子

暑さのなかに咲く川原撫子
秋の七草のひとつ

花びらの縁は細かく切れ込んで 
ピンクの可憐な花が可愛い川原撫子
早咲きと遅咲きがあって
日当たりのいい野山と高原に咲く秋の七草

夏の終わり
秋を告げる一花となって店先を飾るでなく
夏模様の野山で咲いて
秋の始まりを告げ
秋色をみることなく散る撫子


・・・
好き
いまその一言残し野辺に散る。

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