変化の無い毎日、
求めていた花が終わり、これからは雨も半ばに入り、盛夏の花である朝顔、向日葵、百日紅が咲き始める6月の最後の数枚。
ここに来てめまぐるしく変わる雨空に欲望の出鼻を挫かれ、頓挫して悶々とした日々を送りながら、変化の無い世情をみつめて過ごす私に映るアガパンサス、
それは闇に燈るひとつの灯り、紫陽花に気を取られていつも見過ごしていたが、ほころび始めた花を見るとまた明日から変化の日々が訪れる。
アガパンサス
さほど人気が在るとは思えないアガパンサス
咲き始めは梅雨の頃
紫の小花をたくさん咲かせ
アジサイから夏を引き継ぐように咲くアガパンサス
一葉は君子蘭に似て
花がなければ見分けにくい異母兄弟
花全体を知的な装いで纏い
どう私
素敵でしょう
そう告げている夏花
全体はきゃしゃで
知的な装いに身を纏い夏レビューする
紫のアガパンサス
花姿
グリーンのワンピースに紫のパラソル
雨の街角に佇む一人の女。
最近になって知った花の名前、この花が南アフリカ生まれで明治の頃に渡来した花であることを知り、この花、何となく私の勝手のイメージでサバンナがよく合いそう。
そう想いながら紫陽花の終わる頃から咲き始めるアガパンサスに、雨の日々の中に変化を求め花の推移を追う私。
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