四季の旅人

私のブログは生きるを旅として、四季を歩きながらその表情を文に纏めているのが私のブログです。

京都

2008-08-02 | Weblog
京の町。

久しぶりの京の町である。

鴨川の流れのなかに小魚を追う鷺、
街中でこんな風景に出会えるのは京ならではの風景だろう。
夏。
とにかく京の市内は暑い。
この暑さ、京特有の盆地から来ている。
でもこの暑さを、人々はうまく利用して生活している、
それが町家であり打ち水であろう。
最近その町家が減少しているのが、やはり寂しいと思うこの頃であり、
暑さを和らげる打ち水の風景に、なかなかお目にかかれないのが、
今の京都である。

変わりゆく京の町。
確かこの辺りに、あの店があったのに?そう思って見上げると新しい顔をした店舗になっている。
古いものが壊され、新しいビルなっている。
それも京のひとつの顔だろうか。
何も古いものが良いとは言わないが、
全てが新しい顔になるのも、ある意味でひとつの環境破壊かも知れない。

そう言うと時代遅れ、そう笑われるか?
人は何故だろう。
老いていくことはある意味で幼時への回帰なのか?
そう考えると、
人は老いていくと、自分の生まれた古い時代を懐かしむのかも知れない。
老人というものは困ったものである。

そう考えると、
京の町は老人である。
頑固で融通の利かない暑い街である。

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