

小刻みに震える寒さが抱きついて来た昨日から、一転した肌寒い朝のなかを歩きながら、
少し歩いて立ち止って、深い溜息混じりの息を吐くと白い。
もういいか?3月も過ぎたことだし、そう思いながら素肌の感覚を楽しもうといつものように靴下、手袋を捨て、手足を曝け出しながら少し歩くと冷たい。
「くそ!まだ寒の戻りが居座っているのか・・・」そう思う空なのに、
泣きそうな表情がなぜか崩れてこない。
無印作品

朝
・・・
朝焼けの地平が失せて
いつもの地平の表情が消えている
広がる一枚灰色の模造紙
折れ曲がり
破れ
皺もない
一枚のパネル
題名は無表情
単色
模様
なし
・・・
観ていると直ぐに飽きる一枚
なぜかこの時期の作家は
この素材をテーマに描きたがる
・・・
人気がないのに。

※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます