四季の旅人

私のブログは生きるを旅として、四季を歩きながらその表情を文に纏めているのが私のブログです。

一枚の無印作品

2011-03-09 | Weblog

小刻みに震える寒さが抱きついて来た昨日から、一転した肌寒い朝のなかを歩きながら、
少し歩いて立ち止って、深い溜息混じりの息を吐くと白い。
もういいか?3月も過ぎたことだし、そう思いながら素肌の感覚を楽しもうといつものように靴下、手袋を捨て、手足を曝け出しながら少し歩くと冷たい。

「くそ!まだ寒の戻りが居座っているのか・・・」そう思う空なのに、
泣きそうな表情がなぜか崩れてこない。
無印作品


・・・
朝焼けの地平が失せて
いつもの地平の表情が消えている

広がる一枚灰色の模造紙
折れ曲がり
破れ
皺もない
一枚のパネル

題名は無表情
単色
模様
なし
・・・
観ていると直ぐに飽きる一枚

なぜかこの時期の作家は
この素材をテーマに描きたがる
・・・
人気がないのに。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« セピアのなかで始まる春の蘇生 | トップ | 生きている私 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事