


久しぶりの山行き、桜がすっかり葉桜になってヒラドツツジの蕾が大きく膨らんで、
時折花が咲いているのを観ると、次はツツジか・・・そう想いながら山に分け入ると三つ葉ツツジが至る所で花弁を落とし、花に変わって落葉樹の芽吹きが始まり、一部では新芽が葉となって広がっている。
鮮やかな新緑、一枚・・丁寧に綺麗な透明感のある緑で描かれて、光があたると光が透けて見える優しい一枚に仕上がっている春の作品、この彩り人には描けない一枚、
いま色彩が生まれ、生長し、染まり、深まり、春の競作のドラマが始まる。
一枚の絵

春と秋の競作
甲乙付けがたい一枚の作品
春
・・・
新芽の膨らみ
覚醒(芽吹き)
生長(広がり)
この過程に宿る神秘性を秘めた色彩
生長する一葉に宿る
優しい柔らかさ
光が透けて見える透明感のある一枚
この彩
処女の初心な表情
多彩な彩り
生長と拡大
変化
人には作れない描けない
一枚の作品。

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