春の野花
野草を見て思う菜種梅雨春の雨雨雨雨この春先の雨は冬の崩落と大地を緩ませ、萌えを告げる。「雨か、嫌だな・・・そう思う反面」この時期の雨を見ていると不思議と心が和らいで、雨後の後に訪れ......
春の終りのなかで咲く野花
八重の桜が春の終りを告げ、その咲きを待ち侘びたように咲くハナミズキの恋花色、
桜とは違う濃い花びらがみせる彩は初夏の陽射しによく映え、有無も言わず私の瞳をハナミズキの彩で染める初夏の訪れ、
「夏か・・・」そう思うなかで樹木の新緑が夏空に映え私を青空の下へ誘う。
その夏空の下でうねる夏草、そのなかで燈る夏の野花の彩りが心をざわつかせる夏の訪れが近い春の終り。
野薊の咲き
濃い夏草の間から茎を伸ばして
凛とした花を燈す野薊
その色鮮やかな燈りに魅せられ
咲きに別れた人の想い出を重ね
もう忘れよう・・・
そう思い花を折れば薊の棘が私の心を刺し
閉じた恋心に再び灯りを点ける。
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