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朝、体が重い
眠い目を無理に開けようとすると、回転しないだるさが目覚めを邪魔している
「おや、いつもと様子が違うな」
重い体を無理に起こして、カーテンの隙間から外を見ると路面が湿っている
「暗いな・・・」なんかいつもと勝手が違うな
「まあいいか、サンデー散歩行くぞ」愛犬に声をかける
外に出ると意外と激しい雨が降っている
我愛犬、なぜか雨が嫌いで、こんな日は用を足すと、サッサと戻ってしまうのである
「もっと行こう」催促しても梃でも動かない
困ったやつである。
昨日の祇園祭の余韻を消すような雨である
梅雨明けして、祭りが雨に晒されることを回避しての雨
うれし涙か・・・それとも別れを惜しむ雨か
その心中は計り知れないけれど、複雑な雨であることには変わりない
久しぶりに長く降っていたのだろう
いたる所に小さな水溜りが出来て、私の行く手を阻んでいる。
少しオーバーかな・・・
雨に触れると火照った体が心地よい、激しい絡みあいに燃えた身体が、一気に冷やされていく感じで、雨が一抹の水蒸気となって身体から抜けていく
いいね、この感じ、生きていることを感じるね。
人は雨に何を見て映すのだろう
悲しみか、別れの涙か
うまい水、砂漠で冷えあがった身体を潤す命の水なのか
私は後、何度君に逢えるのだろう
旅発つときには、いつものボトルに入れて持っていきたいものである
でも、多分
火葬場の係りの人は「困ります」そう苦言を言うであろう。
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