虞美人草、
昨年は風にゆれるこの花を見たのが4月の半ば過ぎ、今回、旅先でこの花を見つけ、
花の咲くのが今頃から・・・その記憶を花に重ね合わせながら眺めた雛罌粟、
花弁は非常に薄く、しわがあって摘まむと直ぐ折れそう。
このポピーにもいろいろな種類があって、いつも町で私が目にするのはオレンジの長実雛罌粟、いま新緑の薫りを受け、風に弄ばれるようにゆれながら咲く雛罌粟、
この4月の風と一足早く訪れた陽気がこの花によく似合う。
長実雛罌粟
いま
陽気で優しい季節の中で
私を慰めるように咲くながみひなげし
花弁は非常に薄くしわがあり
蕾は下向き
咲くときは顔をあげ二つに割れ花が出てくる
その風情何とも不思議
花が終わり残る種子
その種
小さな・・粟粒の大きさ
その形まさしく芥子粒
花を弄ぶようにゆらす初夏の風
この風嫌い
私に思いやりがないから
・・・
そう呟くながみひなげし。
四季の草花は不思議なもので、季節の中に名残の季が割り込んできても、多少のずれがあってもその同じ日の前後は多少あるが咲き始める。
何を察知して反応するのかわからないが、その日になるとちゃんと椅子に座って「どう、今年の私」そう言って座っているから不思議である、人はこうはいかず、多分うろうろしながらどうしようかと迷っていると思う。
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