馬酔木

尾根歩き

尾根を登る尾根、山を登るにはいろんなルートがある。沢、岩壁、尾根など。私の行く山は低いけれど、岩壁こそないけれどこの二つのルートがあって、毎週この二つを交互に登っている。昨日は尾根...

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尾根歩き
私が歩く山はいつもコースが決まっており、同じルートで登り下山している。
初めは沢を詰めコルに出て、尾根を伝いながら沢を横断して再度尾根に取り付き、同じようなコースをもう一本登って、下山も同じコースで下山をしているが、時々浮気をして、このコースでアクシデントがあれば見つかることはないな、そう思いながら歩いている私。

山自体は低いが沢を形成し、数本の尾根をちゃんと従え、ギャップは低いがコル、ピークもあり楽しい登り下りを楽しめる山の尾根。
唯一、この山にないのはカールと森林限界かな、低いので当然ではあるが、それがなくても私には楽しい尾根を持つ山で在る。

馬酔木

３月のページを開き
鶯の鳴き声を耳にしながら山に登り
初対面するのがこの馬酔木

綺麗・・・
そう言って花色に魅せられ
立ち止まって眺めることもなく　
見過ごしている一花

花は白
薄紅色もある馬酔木
壷形の花をいっぱい咲かせ
微かに香る

花に口づけしながら
この香り・・・
そう思う春の花。

春告げる　馬酔木の花の　白さかな