枇杷と寒椿、
昨年の今頃、愛犬との散策で見つけた枇杷と寒椿、今年はこの花の咲きはじめが遅いのか、未だにその一花を見ない。
この冬の冷え込み、毎日時を刻むように訪れ、そのせいか樹木の紅葉も早く、今がその見頃になっている。
これだと次は冬に咲く枇杷と寒椿の蕾、膨らんでいるかな、そう思いながら樹木の蕾みを見ると固く、膨らむ気配を感じない。
これだと膨らむのはもう少し先かな、そう思って蕾みを指で摘むと固い。
この固さだと膨らみ始めるのは12月に入ってからになりそう、そう思いながら寒気の流れ込む空を仰ぐ。
私の冬空
空
深い哀しみに覆われる鉛空
泣き崩れ
時折見せる淡い水色の空
束の間の幸せ
青
在りえない空の色
一時的に見る幻
時雨
目まぐるしく変わる空から落ちる
雨は冷たく
芯まで凍え笑顔まで奪う
霙混じりの氷雨
来訪者
もう直ぐ来る
いや
今夜にも訪れそう
私の冬。
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