椿の散り

藪椿

藪椿もそろそろ終盤かな薮山に見捨てられたように咲く薮ツバキ桜の影に隠れて、ひっそりと咲く椿人に綺麗・・・素敵、一言言われることなく埋もれ咲く椿薮ツバキ、里ではこの陽気で桜は満開に近...

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藪椿の終焉
いま思い起こせば、昨年は数回にわたりこの椿のことを書いている。
確かに私がマイウエイとして歩く里山にはこの椿が多く、春の訪れと共に藪椿が花を付ける、その花を見るためにいろいろな道を歩く私。
この椿も馬酔木、咲三つ葉ツツジが満開を迎える頃から花を散らし始め場所によってはヤマサクラが咲く頃まで咲いている。

椿はヤマザクラのような鮮やかさはないが、紅い花を下にして咲く姿には心惹かれるものがあり、いつも春になるとこの椿の花を楽しみに山を歩く。

椿の散り

温もりを拾いながら歩く道で
落ちる椿の花を見て思う散りの儚さ

哀しいと言うか哀れと言うか
そのような想いはなく
これはこれで美しいと思う
椿の散り

花の色彩は直ぐには失せず
暫く花の形を留め
時をおいて朽ち果てる
・・・
一輪の椿。